最近、商品の売り方について、本を読んだりしつつ、情報を漁って勉強しています。
で、そんな中、現状で、この2冊が圧倒的に面白かったので、このブログにでもメモしておきます。
影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
https://www.amazon.co.jp/dp/4414304229/
この本は、結構有名ですね。
有名だったので以前購入したものの、分厚いし、なんか読むのに抵抗あるな~って思って放置してたんですが、
今回、販売の手法や消費者心理を学ぶために一部読んでみたところ、かなりハマりました。
個人的には、「一貫性とコミットメント」のところの話が好きです。
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
この本も相当に面白いです。
内容というか、この本の趣旨を簡単に説明すると、、、
古典的な経済学が理論を構築するために使っている人間のモデルというのは、
合理的で理性で考えてカンペキな判断を下せる、いわばカンペキな消費者…なわけなのですが、
これって実際の人間像とはかけ離れているわけで、より現実に適用可能で有意義な理論を打ち立てるには、このカンペキな消費者のモデルを修正しなければいけないわけです。
例えば、AとBという選択肢があったとして、
理屈で考えれば、絶対的にAが正しくて得するような条件でも、
見せ方を変えたり前もって与える情報を変化させるだけでBを選んでしまったりするわけです。
・・・で、実際の人間というのは、いかに不合理な判断を下すのか?という点と、
不合理とは言えども全くのデタラメ・ランダムな判断を下すわけじゃなく、ある程度の予測が立てられることも分かっていて、
そんな「予想通りに不合理な人間像」について解説してくれている本です。
まだ7割程度しか読めていませんが、いまのところ4章の「社会規範の効果」や10章の「予測の効果」あたりがお気に入りです。
セールスについておすすめの学習教材の選び方
最後に、セールスやクロージングについて、いろんな教材が世の中に出回っていると思いますが、
やっぱり僕に一番あっているのは、原理・原則から解説してくれているものです。
人に何かを教えるときって、大まかに2つの方法があると思っていて、
それは、
・具体的な行動手順を順番に伝えていく方法と
・原理原則を教えて後は自分で考えてもらうという方法
の2種類のことです。
どちらの方法にも一長一短の性質があるので、これはどちらが優れている・劣っているという話ではありません。
ただ、僕にとってイチバン理解しやすいのが、
後者の「原理原則から学んで後は自分で考えてもらう」という教え方です。
具体的な手順だけ教えられても、「なぜそれが必要か?」という目的が定義されないので、自分が何をやっているのかわからずストレスが溜まるし、
最初に「人間の心がどう動くのか?」という話を開設してもらったほうが、いろんな場面に応用がきいて使いやすいと思うんですよね。
(繰り返しますが、これは僕にはそれが合っているだけで、人によっては、具体的な行動に落とし込んでもらったほうがわかりやすいという人もたくさんいます)
だから、「成約率を上げる7つの手順!」とかそういうものは、あまり学んだ気になれなかったりするんですよね。。。
…で、今回紹介した2冊の本については、消費者の購買心理について原理原則から学べるような、とてもおもしろいものになってます。
なので、僕と同じように原理原則から理解したいタイプの人は、上の2冊を飼ってみるといいのでは?と思いました。
今回は、以上です!