サラリーマンの肩身がどんどん狭くなっていく将来において、一番安定して生計を立てていく手段が、起業家・経営者として一人前の実力を身に着けることです。
でも、その一方で「起業」ってすごく難しくて、特別な才能やアイデアがある人にしかできないイメージがありますよね?
少なくとも僕はそう思っていました。
っていうのも、僕は経営者っていうと、松下幸之助さんや稲森和夫さんとか、孫正義さんとかしか知らなかったからです^^;
だから起業する人には、リーダーシップやカリスマ性があって、画期的な商品を生み出すアイデアがあるものだとずっと思っていたわけですね。
でも、実際に起業して成功してる人を知るにつれて、そんなもの必要ないということに気づいたんです。
起業するのに才能もアイデアも必要ありません。
やる気があって、知識に投資し、しっかり行動していれば、それだけで必ず成功できます。
今回は、起業するのに才能もアイデアも必要がない3つの理由について解説します。
【理由①】そもそも起業してうまくいってる人はたくさんいる
まず、そもそもの前提として、起業することは難しいことじゃありません。
なぜなら起業してうまくいってる経営者ってたくさんいるからです。
このことについて、元ライブドア経営者の堀江貴文さんが、 わかりやすく説明してくれているので引用したいと思います。
総務省統計局のまとめによると、日本の企業数は412万以上にも及ぶ。内訳としては法人が約195万、個人経営が217万という割合になっている(平成24年経済センサス)。
そして日本全体の就業者数は、およそ6300万人。
つまり単純計算するなら、この国で働く人のうち「15人に1人が経営者」なのだ。一人で複数の会社を経営しているパターンを差し引いて考えても、おそらく「20人に1人」くらいの割合に収まるだろう。
この数字を前にしても、まだ「できっこない」といえるだろうか?誰でもできると考えるのが普通じゃないだろうか?
(引用: 堀江貴文「ゼロ ― なにもない自分に小さなイチを足していく」より)
なんか経営者って聞くと、
「才能がある、一部の限られた人間しかなれない特別な職業」
というような気がしますよね。
でも15~20人に1人は経営者なんですよね。
学校で考えると、教室に40人いるとして、 クラスに2人くらいは起業してやっていけてるってことになります。
しかもこれは、「みんなが挑戦した結果、 成功した人はクラスに2人だけ」ってことじゃないですから。
そもそも起業してみようっていう人は結構少ないですよね。
だから実際に起業してみた人のうち、経営者としてやっていけてる人まで考えると、たいていの人はうまくいってるんじゃないかなと思います。
(まあ、そこに具体的なデータがあるわけじゃないんですが…)
つまりは起業して成功してる人は、 僕らが思っている以上にたくさんいるということです。
それだけの人が起業してやっていけてるなら、自分にもできるような気がしませんか?
【理由②】ありきたりなアイデアでスタートすればいい
「画期的なビジネスしか成功しない」という思い込み
起業について特に多い勘違いが、「画期的なビジネスしか成功しない」という思い込みです。
確かにあなたがGoogleやFacebookのような、巨大な企業を作って何百億も稼ぎたいのであれば、画期的なアイデアが必要かもしれません。
それだけでなく、巨額の起業資金も必要でしょうし、優秀な仲間も必要になってくるでしょう。
でも、個人が起業して年収数億円を目指すのであれば、ありきたりなアイデアから始めたビジネスで十分通用します。
市場がないところに市場を作るのは大変
なぜ、ありきたりなアイデアで十分通用するのかというと、「市場がないところに市場を作るのは大変だから」です。
例えば、あなたが道を歩いていて、偶然おいしそうなアイスクリーム屋さんを見つけたとしましょう。
アイスクリームが欲しければ、あなたは躊躇せずに、それを買いますよね?
なぜなら、あなたはアイスクリームがどんなものかを知っていて、お金を払えばどんなものが提供されるのか、ある程度想像がつくからです。
でも、もし江戸時代の人に向けて、アイスクリームを売ったとすればどうでしょう?
「おいしいアイスクリームが1つ300円です!」なんて宣伝しても、誰も買わないと思いませんか?
…なぜなら、江戸時代の人はアイスクリームが何なのか、誰も知らないからです。
確かにアイスクリームはおいしいので、一度でも食べてもらえさえすれば、バカ売れすること間違いなしでしょう。
しかし、これを食べさせるところまでが、個人の力では非常に難しいです。
みんな、自分が想像できないものにはお金を払おうと思いません。
それによってどんなメリットがもたらされるか、イメージできないからです。
同様に、画期的なアイデアで生まれたビジネスは、市場に浸透するまで非常に手間がかかります。
そして、それは僕たちのような個人の力では不可能です。
だからこそ、みんなに理解してもらえるような、ありきたりなビジネスからスタートするべきなのです。
大切なのは、真似でもいいから動き出すこと
結局、起業というものは、どんなアイデアでもやったもん勝ちだということです。
ここで、参考になる文章を見つけたので引用させてもらいます。
ビジネスで成功するにはアイデアも大事なのですが、もっと大事なのは「行動し始めること」です。
多くの場合、ありきたりのアイデアでビジネスは十分成功します。
私もスタートは他のコンサルタントのマネです。
セミナーを始めたのですが、今考えると、かなり適当な内容でした。
参加者1名というときもありました。
でも試行錯誤の末、オリジナルのセミナーや教材が売れるようになりました。
友人で「天然酵母パンの作り方」の本を出版されている方がいますが、彼女も最初は普通のパン屋さんでした。
マナー研修の講師からスタートした友人は、今では人気講師です。
年収1千万円です。
企業の人事担当者から「あの人でないと」と指名されるそうです。
いずれもスタートはありきたりなビジネスです。
誰でも思いつきます。
しかし、一生懸命やっていれば、あなた独自のやり方に変わっていき、ほかの人とはまったく違うものになります。
逆に言えば、スタートしなければ、本当の意味での試行錯誤はできません。
頭の中で考えているだけでは、本当に画期的なビジネスにはならないのです。
(引用:「起業一年目の教科書」今井孝)
このように、なんでもいいのでビジネスを思いついたら、小さな規模で試しにやってみましょう。
マネでもやっているうちに、独自のサービスに生まれ変わっていきます。
【理由③】成功するまで何度でも挑戦し続けられる
起業して会社が倒産してしまっても、テレビゲームの主人公のように何度も復活出来たら、才能もアイデアも関係なく成功できるとは思いませんか?
実際、起業して失敗したら、「そこで人生終了だ」と考えてしまっている人もいますが、そんなこと全くありません。
借金したり固定費を抱え込まなければ、倒産してもリスクはない
「起業して失敗したら、多額の負債に苦しめられることになる…」
多分、起業にためらってしまう人の多くがこういう想像をしていると思います。
確かに、起業して会社を維持・発展していくことは難しいことです。
事実、96%の会社が10年以内に倒産していますからね。
しかし、それでも起業することにリスクはありません。
借金したり固定費を抱えて起業しなければ、失敗しても負債を背負う心配はないからです。
ちょっと考えてみてください。
一切お金がかからない条件で起業したら、借金が発生するわけないですよね?
このように、僕たちのような個人が起業する際は、借金したり固定費のかかるビジネスを避ければいいんです。
逆に、失敗例を挙げてみましょう↓
白いたい焼きのブームに乗って、次から次へと出店したはいいものの、
1年後にはブームが終わってしまい、賃料や人件費が払いきれずに倒産。
経営していた元銀行員に残ったのは、借金2820万円だけ…という実話です。
このように、「起業に失敗して多額の負債に苦しめられる」というのは、
起業時に借金したり、固定費を抱えこんでしまうことに原因があるんです。
売れているからといって後先考えず出店したり、調子に乗って人をどんどん人を雇ったり…
起業に失敗して借金まみれになる人は、ほとんどこういった間違いを犯しています。
でも、固定費が一切かからないビジネスならどうでしょうか?
売り上げが上がらなくなって、会社が潰れて…それだけです。
利益は出なくなってしまったけど、損失もありません。
また、もう一度0から会社を立ち上げるだけです。
だから、「借金せず、固定費もかからない」というビジネスで起業すれば、万が一あなたの会社が倒産してしまっても、あなたにリスクはありません。
初めからリスクのないビジネスに取り組めばいいんです。
失敗のしようがないビジネスモデルに取り組む
そんな話を聞くと、「リスクのないビジネスなんて、本当に存在するの?」と疑問に感じるでしょう。
でも、安心してください。それはちゃんと存在します。
基本的にリスクのないビジネスモデルには特徴があって、
①利益率が高い
②在庫が必要ない
③定期的に収益が発生する
④小資本で開始可能
という4つの特徴を満たすものになっています。
(詳しくは「起業したいけどアイデアがない学生必見!!儲かるビジネスの4原則&オススメ業種のまとめ」)
これを満たすもののうち、僕が特にオススメしたいのが、
・アフィリエイトやコンテンツ販売を行う「情報発信ビジネス」
・せどりや中国輸入などの「転売ビジネス」
の2つです。
これらのビジネスは基本的に失敗のしようがありません。
なぜなら、資金0かつ固定費0で始められるビジネスだからです。
(ネット代・電気代・サーバー代は必要ですが^^;)
つまり、儲からないことはあっても、損することはないわけです。
「アフィリエイト」や「せどり」というと、主婦がお小遣い稼ぎにやるようなイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも、本気で取り組めば個人でもすごい成果を上げることができます。
例えば、アフィリエイトに関して言えば、1年の売り上げが3億円(しかもほとんど利益)を超えるような方もいるくらいですし、
せどりの場合は、組織化して利益で年収1億を超える人もちゃんと存在します。
このように、失敗しようのないビジネスで起業すれば、才能がなくても成功できることが分かると思います。
だって、ライフ無限でスーパーマリオをプレイしているようなものですからね^^;
才能がなくてもプレイし続ければ、いつか必ずゲームはクリアできるでしょう。
行動せず、時間を浪費することが一番のリスク
結局、しっかりリスクの管理さえしていれば、起業して失敗しても問題ありません。
それよりも、一番の問題は「何も行動せずに時間を浪費してしまう」ことです。
例えば、あなたが起業に失敗して、100万円を失ってしまったとしましょう。
でも、次に取り組んだビジネスで毎月10万円でも稼げるようになれば、1年で失った100万円は取り返せますよね?
このように、失ってしまったものがお金であれば、挑戦し続ける限り取り返すことは可能です。
しかし、何も行動せずにダラダラ過ごしてしまった時間は、どれだけお金を積んでも取り返すことはできません。
”Time is Money.”(時は金なり)という言葉がありますが、はっきり言って間違っています。
時間はお金よりも大切です。
起業に興味があるなら、なんでもいいので行動してみましょう。
行動せず、時間を浪費すること以上のリスクは存在しないのですから。
【まとめ】「できない理由」ではなく、「できる理由」を考えよう
起業に才能も特別なアイデアも必要ない理由をまとめると、
・そもそも起業してうまくいっている人はたくさんいるから
・ありきたりなアイデアでスタートすればいいから
・成功するまで何度も挑戦し続けられるから
ということになります。
このように、やる気さえあれば、才能も特別なアイデアもなくたって、誰でも起業することができます。
それなのに、「才能がないから…」とか「アイデアがないから…」といって、できない理由を考えていると、できることもできなくなってしまいます。
結局、起業して成功できる人とできない人の違いは、
「できる理由」から考えるのか、それとも「できない理由」から考えるのか、だけです。
人間の脳は自分の都合の良い情報を集めるようになっています。
だから、もし、あなたが「起業は難しい」という前提から考えると、脳が勝手にできない理由をたくさん集めてきます。
それこそ「才能がないから・・・」とか「アイデアがないから…」といったように。
まずはどんなことでも「できるんだ!」という前提に立って行動しましょう。
そうするうちに、自然と必要なものが集まってきて、行動しているうちに必ず成功できます。
何から始めていいかわからない人は、まず僕のブログを読んでください。
ただの学生が起業して成功する方法に焦点を当てて情報発信していますので、
かならず何かの役に立てるかと思います。