学生が起業を失敗してしまう主な4つの原因とその解決方法

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起業するにあたって、一番の不安要素が「失敗」のリスクです。

もちろんですが、起業は楽勝なものじゃありません。

 

来年もちゃんと売り上げが上がるだろうか?
新しい競合がやってきて、自分のお客を奪われたりしないだろうか?
取引先と問題が起きて、ビジネスが成り立たなくなったりしないだろうか?

考えれば考えるほど、不安の種は尽きませんよね。

経験がない人にとって、それは尚更のことです。

 

実際に、10年以内に96%の企業は倒産しているというデータもあるくらいです。

そう聞くと、「自分には起業なんて無理だろうな…」と思ってしまうかもしれません。

 

しかし、そうかといって、起業は限られた人にしか成功できないほど難しいものでもないです。

なぜなら、

・失敗しても痛手のないビジネスで起業する
・よくある失敗原因をあらかじめ知って対策する

この2つをしっかりやっておけば、高い成功確率で何度でも起業できるからです。

ということで今回は、学生が起業するにあたっての主な失敗原因とその解決方法について紹介します。

 

この記事を読むことで、起業する際によく陥ってしまいがちな落とし穴を避けられるでしょう。

失敗原因をあらかじめ把握しておくことで、確実に起業を成功させることができます。

 

目次
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【原因①】事業計画・ビジネスモデルに問題がある

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起業で一番多い失敗が、「事業計画・ビジネスモデルに問題がある」パターンです。
(ビジネスモデルとは、お客さんからお金をもらう仕組みのことです)

 

例えば、「時給800円の皿洗いのアルバイト」と「時給1200円の塾講師のアルバイト」があったとしましょう。

この2つを比べたとき、間違いなく大変で忙しいのは「皿洗いのアルバイト」ですよね?

でも、時給が高いのは「塾講師のアルバイト」です。

 

…ということは、大変なのかどうかは収入に全く関係ないということです。

 

たくさん働けばみんなお金持ちになれるかというと、そんなことまったくありませんよね^^;

これと同じように、ビジネスモデルが間違っていたら、どれだけ頑張って働いても儲かりません

以下で事業計画・ビジネスモデルに問題があるパターンをご紹介します。

 

利益率が低いと忙しいわりに儲からなくなる

利益率とは、投資したお金に対しての利益が占める割合のことです。

100万円の投資をして、売り上げが120万円出てきたら、それは利益率が20%のビジネスということになります。

 

この利益率というのは、かなり重要です。

なぜなら利益率が低いと、働いても働いても儲からなくなってしまうからですね。

 

僕たちのような学生や個人が起業する場合は、必ず利益率が高いビジネスに取り組むようにしましょう。

(扱う商品によって異なるので一概には言えませんが、7割以上は欲しいところです)

 

多額の借り入れ・固定費を前提にしていると資金がショートしやすい

多額の借り入れや固定費がかかるビジネスも危険です。

固定費というのは、例えば店舗の賃料だったり店員を雇う人件費など、毎月支払わなくてはいけない費用のことをいいます。

 

事業に失敗して多額の借金を背負う羽目になった…
という人はたいていこれが原因で失敗しています。

 

解決策としては、小資本(理想的にはタダ)で始められるビジネスをすることです。

これは特にインターネットを組み合わせたビジネスに多いですね。

 

外部要因に影響されやすい(流行り廃りがある)モデルはダメ!

流行り廃りがあるビジネスは経営が安定しないので、オススメできません。

 

これは特にゲーム開発などの会社に多いです。

偶然、あるゲームがヒットしたので、今度はたくさんお金をかけて続編を作ったものの、世間ではとっくにブームが去っていて、全く売れなくなっていた…

なんてことになったらひとたまりもありませんよね^^;

 

このように、外部要因に影響されるビジネスは難しいです。

定期的な収入が見込めるようなモデルを作って起業しましょう。

例えば、お客に一つの商品を売るだけじゃなくて、そこにサポートもつけて月額課金制にするとかですね。

 

それと、商品にも「寿命」があるんです。

固定電話がスマホに置き換えられたように、どんな商品も永遠に売れ続けるなんてありえないですよね?

だから、商品の寿命を見極めてビジネスをする必要があるわけです。

寿命の過ぎた商品を売ろうとしても、下りのエスカレーターに乗っているように、あなたの頑張りに関係なく売り上げは下がっていくでしょう

 

では、どうやって商品の寿命を見極めるのか?

その一つの方法として、「プロダクトライフサイクル」という概念があります。

詳しくは
iPhoneの売れ行き減少をプロダクトライフサイクルで解説してみた
という記事で解説しているので、ぜひ読んでみてください。

 

販売力がなくて下請け会社になってしまう

自分に販売力がないため、下請け会社になってしまうのも、よくある失敗パターンの一つですね。

なぜかというと、下請けだと親会社の都合に振り回されてしまうからです。

 

自社に販売力がないと、お客さんを新しく見つけることができません。

そのため、親会社が
「もっと安くしてくれないと取引しない」
なんて言い出したら、それに従わないと自社のお客さんがいなくなってしまいます。

 

結果、下請け会社は親会社から安く買いたたかれてしまい、忙しい割に儲からなくなってしまいます。

ブラック企業によくあるパターンですね。

 

解決策は販売力を身に着けることです。

マーケティングとセールス(コピーライティング)の勉強をしましょう。

販売力を身に着けることで、自分でお客さんを見つけることができるようになります。

そうすれば気に入らない相手とは取引しなくても、しっかり売り上げを出すことができます。

 

リスクを避けすぎている、あるいは背負いすぎている

リスクとの付き合い方が下手だと、起業は失敗してしまいます。

起業家にとってリスクとは、避けるものではなく、うまく付き合っていくものです。

 

「リスクは避けるものではない」と聞くと、少し違和感を感じるかもしれませんね。

 

確かに、リスクを背負いすぎるのは良くありません。

採算を考えずに、事業を急速に拡大して失敗する会社もたくさんあります。

しかし、だからといって反対にリスクを避けすぎてしまうと、どんなビジネスのチャンスもやってこなくなってしまいます

 

どんなビジネスにもリスクはつきものです。

よく考えてみてください。

全くリスクのない、やれば必ず儲かるビジネスがあれば、みんな参入して飽和してしまいますよね。

だから、ビジネスをやるうえでリスクは避けても通れないものなのです。

 

リスクをうまく管理する方法として「テストマーケティング」という概念があります。

 

テストマーケティングを簡単に説明すると、「目標となる販売数や利益がしっかり出てくるかどうかを、少しだけ販売したり、広告を打ったりして、少額で実験すること」をいいます。

要は、うまくいくかを確認する作業ですね。

 

起業する際は、必ずテストマーケティングを行うようにしてください。

早く儲けたいからといって、これを行わずに大金を突っ込んで破産する起業家はたくさんいます。

逆に、「どうせ売れるわけないから…」といってテストすることなしに、商品をお蔵入りさせる起業家もたくさんいます。

 

でも、売れるかどうかは、お客に聞いてみないとわかりません。

自分の思い込みでビジネスチャンスを潰さないように、小さくテストを繰り返してみましょう。

 

【原因②】心が折れてしまう・挫折・諦め

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起業して何か新しいことに挑戦するということは、たくさんの失敗を経験するということです。

だって、意味のあることが最初から簡単にうまくいくわけありませんよね?
(だからこそ、リスクのない起業を何度も繰り返す必要があるんです。)

 

学生にかかわらず、起業するにあたっての大きな壁となるのが「挫折・諦め」です。

もしかしたら、これが一番の大きな失敗原因かもしれませんね。

なぜなら、諦めずに取り組んでもうまくいかないほど、起業は難しいものじゃないからです。

 

ここでは、学生が起業する際によく起こる「挫折・諦め」について紹介します。

 

学業との両立が難しくなった

起業するとなると、時間的にも体力的にも多少の投資を覚悟しなければいけません。

 

しかし、その一方で学生の本分は勉強です。

社会人よりも自由な時間があるとはいえ、勉強が忙しいために両立が難しくなることもあるでしょう。

そのため、学業との両立が難しくなってなんとなく起業をあきらめる人も多いです。

 

この場合は、「休学制度」の利用を考えてみるといいでしょう。

 

実際に起業してみて、うまくいかなかったり、「思ってたのと違うかも…」という感覚があったならいつでも学校に戻ってこれます。

それに、休学中はほとんど学費もかかりませんからね。

何かあったときの保険を掛けられるという意味で、休学して学校に籍だけでも置いておくというのはお勧めです。

 

就職による諦め

「起業するなら、一度就職して社会経験を積んでから」

そう考えて、一度就職したのはいいものの、毎日が忙しくて起業のことなんて考える暇がなくなってしまった…。

こんなふうに、就職して起業をあきらめてしまう学生はたくさんいます

 

社会人になると毎日が忙しいため、自分のビジネスに割く時間が減ってしまうでしょう。

それに金銭的なリスクを考えると、安易に仕事を辞めるなんて出来ない人がほとんどだと思います。

 

解決方法として、まずは副業規模で始められるビジネスから開始してみましょう

その事業が軌道にのって、ある程度生活ができるようであれば思い切ってやめてしまえばいいと思います。

 

副業規模から始められるビジネスとしては、

・アフィリエイトや広告掲載によって収益を発生させり「情報発信ビジネス」
・せどりや輸入転売などの「転売ビジネス」

などがオススメです。

 

周囲の反対による挫折

周囲の反対にあってしまい、起業を断念する人もたくさんいます。

例えば、「うまくいくわけがない」や「サラリーマンのほうが安定しているに決まっている」など説得されて、心が折れてしまうパターンですね。

 

周囲の人が起業を反対する理由は、
「起業するとたいてい失敗して借金を背負う羽目になる」
というイメージが強いからでしょう。

両親や友人などの身近な人であれば、「無責任に勧めても失敗したときに責任を負えない」という理由もあるかもしれませんね。

 

この挫折を回避する方法は、「周囲の意見は全部無視すること」です。

 

「無視する」と聞くと、なんとなく悪いことのように感じるかもしれません。

でも、よく考えてみてください。

起業したことのない人の話なんか、参考に聞いても全くの無意味ですよね?

それはまるで、日本でしか暮らしたことのない人に、海外留学の相談をするようなものです。

 

社会人として働いているからといって、みんなサラリーマンの経験しかない人に起業相談をしてしまう人がいるんですが、これも同様に全く意味がありません。

サラリーマンの経験があることと、起業経験があることは全く別物だからです。

 

「起業する」というのは、
サービスや商品を作り、お客さんを集めセールスをしたり、資金の管理をしながら人を雇ったり・・・
これらをすべて自分で行うということです。

サラリーマンでは、せいぜいこのうちの1つを任される程度でしょう。

だから、社会経験があることと起業することは全くの別物なのです。

 

相談したいことがあるなら、実際に起業経験がある人に相談しましょう。

間違っても、経験のない人に話を聞くのはやめてください。

そんなことしても反対にあってしまうだけです。

「起業したい」といって周囲から応援してもらえる人はおそらく存在しないと思いますので^^;

 

行動できない、なんとなくめんどくさくなって投げ出してしまう

「なんとなく行動するのが面倒になって、気づいたら時間だけが過ぎ去っていた…」

これもよくあることだと思います。

 

新しいことに挑戦するというのは、めんどくさいことですよね。

起業するために頑張ったって、必ず結果が保証されるわけでもありません。

そんな状況では、行動することが億劫になるのも当然でしょう。

 

この場合の解決方法は、
①起業知識や成功例を集めて、うまくいく予感を得る
②小さな成功体験で、自信を積み重ねる

の2つがあると思います。

 

①「起業知識や成功例を集めて、うまくいく予感を得る」

成功するイメージがわかないものに、全精力をささげて取り組める人なんていませんよね。

まずは、「自分にもできそうだ!」という直感を得てください。

そうすることで確実に行動へと移すことができるでしょう。

 

具体的には、起業について語ってある書籍を読んだり、自分と同じようなことをして成功した事例を集めるといいですね。

僕のブログも「学生が起業してお金持ちになる方法」をテーマに情報発信しているので、きっとあなたの役に立ちます。

 

②「小さな成功体験で、自信を積み重ねる」

起業に向けて行動できない原因は、自分の中に成功させる自信がないからです。

そして起業を成功させる自信がない原因は、起業を成功させた経験がないからです。

…まあ、当たり前のことですよね^^;でも大切なことです。

 

つまり、小さくても構わないので成功体験を身に着ければいいのです。

 

いきなり「起業して成功する!」という目標を立てるのではなく、
「月1万円稼ぐ」というような小さな目標を達成することから始めましょう。

小さな目標から始めて、徐々に大きな目標に取り組んでいけばいいのです。

 

もし月1万円稼げたら、月10万円稼ぐ自信が身につくでしょう。

もし月10万円稼げたら、月100万円稼ぐ自信が身につくでしょう。

…もうそこまで来たら、起業して成功したといえますよね。

 

本当に何でもいいので、小さなことを積み重ねてみてください。

そうすることで、自分の中に自信が積み重ねられていって、より大きなことへ積極的に挑戦できるでしょう。

成功する人は、誰一人として例外なく、小さなことを積み重ねてきた人です。

 

「自己アフィリエイト」や「不用品の販売」なんかもオススメですね。

実際にやってみると、本当にネットでお金を稼げることが肌でわかると思うので。

なんでもいいのでやってみてください。

 

【原因③】お金の管理ができない

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「起業する」ということは、それがどんなに小さな会社だとしても、その会社の「経営者」になるということです。

そして、経営者である限り、お金の管理をしっかりしなくてはいけません。

ここでは、お金の管理ができなくて失敗してしまったパターンを紹介します。

 

どんぶり勘定になっている

売り上げやコストをどんぶり勘定にしているのは、よくありません。

・「広告を打ってみたところ、今月は売り上げが上がった」
・「商品を販売したけど、大して売れなかった」

…などではなく、具体的な数字にしっかり落とし込みましょう。

 

特に大切なのが、「お客さん一人当たりの獲得コスト(CPO)」「お客さん一人当たりの生涯利益(LTV)」を考えることです。

 

例えば、10万円使って100人集まる広告Aと、100万円使って200人集まる広告Bなら、広告Aのほうが優秀だといえますよね?

なぜなら、広告Aがお客さんを獲得するコストは1人当たり1000円なのに対して、広告Bは5000円だからです。

 

このように、たくさん集客できるからといって、それが優秀な広告(または集客法)だとは限りません。

お客さん1人当たりのコストに直して費用対効果を把握することが大切なわけです。

 

どんぶり勘定で経営していると、経営難に陥ったときどこに問題があるのか把握しづらいですし、売り上げを伸ばすヒントを見逃してしまいやすいです

なるべく細かく、詳細な記録を取ってしっかり経営するようにしましょう。

 

助成金や補助金に頼ってしまっている

助成金や補助金といった、外部からのお金を頼りにしているビジネスはまず成功しません

 

人のお金がないと成立しないビジネスが、ずっとうまくいくわけありませんよね^^;

また、自分でリスクを背負わないと真剣になれないということもあると思います。

 

助成金や補助金を利用するのはいいことですが、成功する人は、そういったお金がなくても成功できるビジネスで起業しています。

借り入れなしでうまくいくような経営を目指しましょう。

 

無駄遣いしてしまう

起業が成功して、お金がたくさん入るようになってきたことに油断して、無駄遣いしてしまうのも危険です。

 

確かに、事業がうまくいっていることは素晴らしいことです。

しかし、販売不振に陥ったり、予期せぬ損失が発生したりして、いつ経営が傾くは誰にもわかりません

そのときのためにも、現在の利益はある程度残しておくべきです。

 

また、税金を把握していなかったために、お金を使いすぎて払えなくなったという話もよくあります。

うまくいったからといって調子に乗って無駄遣いせず、リスクに備えてお金をためておくことが必要です

 

税理士の意見を聞いてしまったために…

中小企業などで、会計を税理士に任せている場合に、税理士の意見をそのまま鵜呑みにして潰れてしまう会社もあるそうです。

一つ目は、決算書なり試算表の数字から、会社の経営の改善のために経費削減を模索する中で税理士が「広告宣伝費を使いすぎですから削りましょう」という提案です。

 

広告宣伝費というものは、事業が立ち上がりの状況なのか、安定してきているのか、業種、業態によって考え方が大きく違います。

事業が拡大中で、売り上げが増加傾向であり、その原動力が広告宣伝によっている場合には、広告宣伝費を削ることは売り上げのダウンにつながり、事業は即失速します。

例えていうならば、飛行機が離陸して間がなく、高度を上げている途中でエンジンの出力を弱めることは即失速につながりますが、立ち上がりの時期に経費が掛かりすぎているからといって、広告宣伝費を削ることは、それと同じことをやっているということです。事業の立ち上げの時期には、多少赤字が出ようが何をしようが湯水のごとく広告費を注ぎ込むことが必要な時期もあります。

(中略)

税理士が会社をダメにしてしまう提案でよくあるものの二つ目は、経営状態が悪化した時に、「人件費を削りましょう」といって、人件費に手を付けてしまうことです。

人件費の圧縮を図ろうとした場合には、残ってほしい人間が逃げ出し、会社にとって使えない人間ばかり残ってしまいます。

また、人件費を削った場合には、人材が流出するだけではなく取引業者にまで情報が洩れることになり、取引条件の悪化につながることもあります。

会社に利益をもたらしてくれているのは社員なのですから、安易に人件費削減に手を付けることは会社の存続にもかかわる火をもてあそぶにも等しい行為であることを認識する必要があります。

積極的な多店舗展開をしていた事業が経営難に陥って人件費のカットに着手したところ、人材の大量流出によって、店のオペレーションが回らなくなり、あっという間に会社が倒産寸前までいったケースを僕は見てきました。

 

経営が苦しくなったときの打開策は、売り上げを上げることです。

ところが、税理士は売り上げを上げる方法を知らないから、経費削減のほうばかりいじるわけです。一つ目の提案にしても、二つ目のそれにしても、彼らはいかに無駄な経費を削減するかしか頭にありません。

しかし、経営が苦しくなった経営者は言われなくても、とっくの昔に無駄な経費は削減しているはずですから、彼らの提案は役に立たないケースが大半です。

 

売り上げを上げる方法を一番よく知っているのは経営者本人です。もし、その方法が分からなくなったのなら、速やかにそれが分かる人間に経営を変わってもらうというのが一番です。

経費削減に走って致命傷になる前に、マーケティングに真剣に向き合う必要があります。

(引用:金森重樹「借金の底なし沼で知ったお金の味」

 

【原因④】仲間と一生に起業しようとして失敗

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仲間と一緒に起業しようとして、失敗するパターンは本当に多いです。

一人じゃ不安なことでも、二人以上なら出来るように感じてしまうんでしょうね。

 

でも、仲間と一緒に起業することは、リスクはあってもメリットはありません。

ここでは、その理由について解説します。

 

仲間と一緒に起業すると失敗する理由

同じ覚悟・同じ能力を持った人とは、なかなか出会えない

まず、そもそもの話として起業を決意できる人間は滅多にいません。

 

確かに「日本人の少なくとも20人に1人が経営者である」というデータはあります。

なので、これを見ると起業したい人間が2人そろうことは、そこまで珍しいことだとは感じないかもしれません。
(それでも単純計算で20×20=400分の1の確率ですが・・・。)

 

しかし、全く同時期に、同じ場所で、同じくらいの能力で、同じだけの覚悟をもった人間が2人揃うことなんてあるでしょうか?

…ほとんどあり得ませんよね^^;

 

たいていの場合、話が進むにつれてお互いの覚悟が違うために揉めてしまったり、能力のバランスが釣り合わなくなってきます

そんな覚悟も能力も釣り合わない相手と組んで成功できるほど、起業は甘くないです。

 

責任転嫁してしまう

それと、複数人で起業すると、どうしても相手に責任転嫁してしまいがちです。

自分のミスなのに相手のせいにしてしまったり、逆に自分のせいにされることもあるでしょう。

 

こんな状態だと、自分も成長できませんし、お互いのためにもよくないですよね

「一緒に起業しよう」と口でいうことは簡単ですが、実際に行動に移すとなると大変なんです。

 

あえて不確定なリスクを背負う意味はありません。

本当に覚悟があるならお互いに別々で起業したほうがはるかに成功しやすいです。

 

【例外】組んでいいのは専門性の異なる「ビジネスのプロ」のみ

確かに人と組んでビジネスをしている人もいます。

「アライアンス」といって企業同士で提携を結んだりすることもあります。

アライアンスとは、複数の企業が互いに経済的なメリットを享受するために、緩やかな協力体制を構築すること。

(グロービスMBA用語集より引用)

でも、それが可能なのはお互いが「専門性の異なるビジネスのプロ」だからなんですよね。

 

ホンダでいうと、技術開発の本田宗一郎と、経営実務の藤沢武夫みたいな感じです。

これはお互いの専門領域が異なっていて、なおかつ、2人とも真剣な起業の覚悟があったから成功できたわけです。

 

必ず個人で起業しよう!

起業初心者の人どうしが一緒になって起業しても、メリットはありません。

 

例えばですが、あなたと友人の起業成功確率が80%だとしましょう。

すると、二人同時で成功する確率は、単純計算で、
0.8×0.8=0.64で64%になってしまいます。

 

人と組むというのは、本当に難しいことです。

これを読んだあなたは、必ず個人で起業するようにしてください。

 

【まとめ】起業・経営の知識を身に着けて、個人で起業しよう

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まとめると、

  • 事業計画・ビジネスモデルに問題がある
  • 心が折れてしまう、挫折・諦め
  • お金の管理ができない
  • 仲間と一緒に起業しようとして失敗
  • ということになります。

     

    これらを踏まえると、起業・経営の知識を身に着けて、儲かるビジネスモデルを使って個人で起業すれば、ほとんどの失敗は前もって防げるように思います。

    あなたが起業について全く知らないのであれば、起業についての書籍だったり、セミナーなどで前もって知識を蓄えましょう。

     

    また、メンタル的な挫折ですが、これについては「自己啓発」の本を読むといいかもしれませんね。

     

    とにかく、起業して成功するかどうかは、計画した時点ですでに決まっているということですね。

    失敗原因を学んでいれば、成功間違いなしです。

    しっかり勉強してから、起業するようにしましょう。

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