仕事のコツは面倒なことに正面からぶつかっていくこと

最近よく考えることなのですが、仕事のコツっていうのは「重要なことに勇気を持って一歩踏み出すこと」なんじゃないかと思うわけです。

リスクを背負って一歩踏み出さないと仕事は前に進みません。

「大事なことに取り組む」というと「なにを当たり前のことを…」なんて思われるかもしれませんが、実際にできているかというと、なかなか実行できていない人が多いのではないかと思います。

事実、僕は実行できていませんでした。

例えば、タイマーを使って自分の行動記録を取ってみると、大事なことに取り組んでいる時間ってほんの僅かだということに気付かされるわけです。

「そりゃ、自分は仕事が遅いわけだ…」と。

やっぱり、大事なことって面倒くさいです。

辛いし、苦しいし、できればやりたくないことです。

もちろん、必ずしも「大事なこと=面倒くさいこと」というわけじゃないんですけど、もし面倒じゃなかったら誰しもすぐに片付けちゃうので、考える対象にならないと思うんですよね。

だから、「大事なこと」と「面倒くさいこと」の相関係数は高いのです。

ある意味、リスクとリターンの関係と似ているかもしれません。

もし毎日忙しくしているのに、一向に成果が上がらないという人がいたら、大事なことに取り組めていない可能性を疑ってください。

大事だけれど面倒くさいことに、正面からぶつかっていく勇気がなくて、それを上手く避けようとしているせいで、偽りの忙しさに振り回されてしまっている人は多いです。

どれだけ忙しくしたところで、大事なことに取り組めていないのでは、意味がありません。

ゼロには何を掛けてもゼロであるように、頭の良さも勤勉さも、この勇気がなければ、すべて無駄に終わってしまいます。

でも逆に、一日のうちの2,3時間でもいいから、集中して大事なことに取り組めたら、少しずつでも成果は上がってくると思うんですね。

というわけで、勤勉なだけではダメで、面倒くさいことへ一歩踏み出す勇気を持ちましょうという話でした。

偽りの忙しさに振り回された人生には何も残りません。

「自分は人生で何をしたいのか?」を真剣に考えた上で、大事なことに勇気を持って一歩踏み出していく。

心がけたいと思います。

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