先日…と言っても、もう数ヶ月前のことですが、大学の指導教官に近況報告する機会がありました。
そこで、「いまどういうことをやってるの?」と質問されたので、僕がやってることをざっくり話したところ、
「意外とまともなことやってるんだね笑」って反応が返ってきました^^;
具体的に僕がどんなことをやっていると思われていたのか、それを考えると複雑な気持ちになるのですが^^;
まあ、それについては、こちらから敢えて聞こうとは思いませんでした。
なので、これは想像でしかないのですが、多分、怪しい情報商材でも売ってると思われてたんじゃないかなーなんて思います。。
で、そういうことがあったのを思い出して、この記事を書こうと思ったのですが、何がいいたいのかというと、
情報商材というものへの世の中の抵抗が、あまりにも強すぎませんか?
…ってことなんです。
ネットビジネス・情報商材への風当たりの強さ
まあ、例えば「1クリックで〇〇万円稼ぐ!」みたいなやつは、明らかに怪しいし、それは良くないと僕も思うのですが、
ちゃんとした情報商材だって、中には存在しているにもかかわらず、「情報商材=怪しい」って等式が世間では成り立っているんですよね。
で、僕としては、そこがどうしても納得いかないわけです。
価値ある情報商材も存在する
もう少し詳しく説明すると、
「一部怪しい情報商材がある」には納得できるにしても、
「情報商材は全て怪しい」という考え方に納得がいかないんです。
まあ、世間の人に言わせてみれば、「情報なんて実体のものを売って金を儲けるなんてけしからん!」って感じなのかもしれませんが、
むしろ、僕としては「情報を扱わない商売なんて、あり得るのだろうか…?」と思うんですよね。。
日常で購入する”ほぼ”すべてのものが情報商材
…まあ、情報を扱わない商売も、あり得ることにはあり得るのでしょうけど、
それって、水とか食料とか、あるいは、電気・ガス・石油とかの最低限のものでしかないわけであって、
僕らが日常生活で売買するものとしては、ほんの一部でしかないよなあ…と思うんですよね。
僕らが、いかに情報を買っているか?という具体例
もし、この話がピンとこないのであれば、一度、僕らが日常で購買するものを想像してみてください。
例えば、本。
僕らが本を買うときは、「紙を複数枚まとめた冊子」という物理的な実体がほしいのではなくて、
そこに印字された文章、すなわち情報が欲しいわけですよね。
例えば、CD。
僕らがCDを買うときは、「キラキラ光る円盤のディスク」という物理的な実体がほしいのではなくて、
それを再生することによって得られる音楽…という情報がほしいわけですよね。
服を買うときも同じです。
僕らが服を買うときは、カラダを隠すための布という物理的な実体がほしいのではなくて、
おしゃれでキレイなデザイン…という視覚的な情報を求めているわけです。
それゆえに、同じ機能を持っていたとしても、色や形といったものが重視されるわけですよね。
食べ物についてだって同じです。
健康に生きていくために必要な”栄養”という物理的な実体がほしいだけであれば、
それは、「毎日の食事は仙豆でも構わない」って言っているのと同じです。
ちなみに仙豆というのは、ドラゴンボールで出てくる架空の豆のことで、1粒食べれば10日間は飢えを凌げるという、それはそれは物凄い豆なのですが…、
でも、考えてみてください。
いくら健康に生きていけるからといっても、ずーっと仙豆しか食べられないのってイヤじゃないですか?
絶対にいつか、「ラーメン食べたいな」とか「ハンバーグ食べたいな」ってなると思うんですよね。
だから、それってつまりは、僕らが食事をするときは、”おいしさ”であったり、”見た目の鮮やかさ”という情報を求めているってことなんですよ。
僕らは日頃から情報を売買している
…と、まあ、以上から分かるように、僕らが普段から購買しているものは、ほぼすべてのものが情報なわけで、
そういう意味では、僕らは情報商材を日常から購入しているわけです。
もし、大学の教授に、「ネットビジネスで情報商材を売ってます!」なんて言ったら、きっと怪しいことやってるなーって顔されたと思うのですが、
そもそも、大学での講義や、研究論文も情報商材なんですよね。
論文なんて、PDFでダウンロードすることが多いんですけど、それってまさにネットビジネスである情報商材と同じ形態ですよね。
だから、結局のところ、本質は同じなんです。
情報商材が怪しいと言われる理由
じゃあ、なんで「情報商材=怪しい」と言われるようになってしまったか?というと、これはもう平凡な結論になってしまうのですが、
「詐欺的な手法で売りつける人が多かったから」
…という一言に尽きるでしょう。
ネットビジネスという概念が登場して、その匿名性の高さのためか、悪さをする人があまりにも多すぎました。
具体的に言えば、販売前に約束されていた内容が書かれていなかったり、値段の割に分量が少なく、薄い情報しか得られなかったり…とかでしょうか?
僕は、そういう詐欺的なやつを買ったことがないのでよくわかりませんが、
とにかく、そんなかんじで「儲かれば何してもOKでしょ」な人たちのせいで、
「情報商材=怪しい」「ネットビジネス=悪」
という世間のイメージが固まってしまったんじゃないかな~って思うのです。
ネットビジネスよりも株で儲けるほうがカッコいい?
で、それについて、関係ないようで関係のある話に逸れるのですが、
もう一つ世間を観察していて感じたことを話すと、
「情報商材で儲けるのは怪しくてカッコ悪いけど、株で儲けるのはカッコいい」
…っていうイメージがあるみたいなんですよね。
例えば、個人トレーダーで有名な”BNFさん”という人がいるのですが、この人がテレビで取材を受けている動画がYouTubeに上がっていて、その動画を観たときに、
「こういう人たちはネットビジネスとか情報商材の人とは違ってカッコいい」
…みたいなコメントが、確かすごく多かった記憶があるんですよね。
株取引はゼロサムゲーム
でも、僕は思うんです。
こういう人たちがやってる「株」っていうのは、
基本的には裁定取引(利ざやを抜くやつ)のことであって、それって全体で見れば、ゼロサムゲームなんですよね。
つまりは、誰かが得すれば、他の誰かが損しているわけですよ。
だから、例えばそのBNFさんが儲けたお金というのも、もとを辿れば、初心者トレーダーが投じたお金なわけで…
株取引というのは、そういった初心者のお金を吸い上げて利益を出している側面があるので、
それって考えようによれば、情報商材よりも、よっぽどヒドいやり口なんじゃないかなーって思うんですね。
もちろん、取引にあたっては、ちゃんと自己責任のもとにやっているので、ヒドいとか悪いとか、そんなことないんですけどね^^;
要するに、ゼロサムゲームだということが、世間一般の人はわかってないんじゃないかな~っていいたいんです。
ネットビジネス・情報商材はプラスサムゲーム
それに比べて、情報商材っていうのは、ちゃんと真っ当なものを提供すれば、
・購入者は、その情報によって得するし、
・販売者も利益を出すことで得をするので、
全体で見ても、ゼロサムじゃなくて、プラスサムになるんです。
だから、そういうところまで考えると、
「株=真っ当でカッコいい」「情報商材=怪しい」
っていうのは、やっぱり納得いかないんですね。
時間が経てば世間の考え方も変わる
で、ここまで、「ネットビジネス=悪」的な考え方について、いろいろ話してきたわけですが、
結局の所は、情報商材という概念が出てきてから、まだ間もないということがイチバンの原因なのかもしれません。
株取引には100年以上の歴史がある
例えば、さっき比較として例に上げた株取引ですが、
証券取引所が設立されて、株式が売買されるようになったのは、日本でいうと、19世紀の後半で明治になってからの話です。
だから、100年以上の歴史があるんですよね。
ネットビジネス・情報商材は、まだ新しい概念
それに対して、情報商材っていうのは、十数年くらいの歴史しかないわけで、株と比べれば、まだまだ新しい概念だと言えるでしょう。
だから、怪しいと思われてしまうのも仕方がないかもしれません。
(※ただし、名前という表面が新しいだけで、その本質である”情報の売買”は先程も話したとおり、ずっと前から変わらず僕らが行ってきたことです。)
今となっては、当たり前の存在となった株式投資だって、当初はかなり怪しい存在だと思われていたんじゃないかな?って思います。
でも、その株でさえも、いまとなってはメジャーで真っ当な存在として扱われているわけですよね。
だから、これから長い時間が経てば、情報商材というもの、ひいてはネットビジネスという概念についても、
株式投資と同じくらいのポジションになって、メジャーなものへと移り変わってくれるのかな…と思いました。
まとめ
こうやって書いていると、意外と長くなってしまいましたね。
とにかく、僕がいいたかったことというのは、
「ネットビジネス・情報商材=悪」というふうに頭ごなしに否定されているけれど、それは悪いことをする人が一部いたから、そういうイメージが付いただけであって、
その本質である”情報の売買”については、僕らが今も昔も変わらず行ってきたことであり、その他のビジネスと何ら変わらないし、むしろ、その他のビジネスと同一のものである
…ってことです。
それでは今回は以上になります。ありがとうございました^^