この前、ウシジマくんの公式Youtubeチャンネルがあることを知りました。
漫画喫茶とかで少し読んだことがあるのですが、改めて見返すとやっぱり面白くて、それ以来、更新されるたびに動画を見るようにしています。
この漫画は、いわゆる「ダメでどうしようもない人たち」が登場し、彼らの視点で物語が進んでいく構成になっています。
- ギャンブル中毒でパチンコがやめられない主婦
- 同僚に見栄を張るため収入以上の散財してしまう若い女性
- ヤミ金狩りという大義を掲げて借金を踏み倒そうとするサラリーマン
こういった人たちの話を追っていくと、自分とは全く違う世界の人だとはいえ、どうしても他人事として済ませられない気がしてくるんですよね。
例えば、
- 「悪い習慣がやめられない」
- 「周りの人に認められない」
- 「手っ取り早く楽して儲けたい」
などなど。
そういった気持ちは誰しも経験したことがあると思いますが、だからこそ「そんなことやっちゃダメだよ…」なんて否定しつつも、それでもどこかで登場人物と自分を重ね合わせて共感してしまうんですね。
この漫画を読んで僕が感じたことを一つ挙げるとするなら、それは「自分と逃げずに向き合うことの大切さ」になります。
「ウシジマくん」の漫画の中で、悲惨な末路を辿るのは、みんな自分と向き合うことから逃げた人たちです。
なにか問題が起きたとき、自分と向き合おうとせずに他の手段でなんとかごまかして解決しようとするから、余計に問題が大きくなって最終的にはどうしようもない状況に陥っていくんですね。
きっと彼らも「自分から逃げちゃダメだ」と薄々気づいているんでしょうが、これまで逃げ続けてきたこともあって、いまさら自分と向き合う勇気が持てないのだと思います。
で、最後には一発逆転を狙って、とんでもない行動を取り、自滅していくという…。
ということで、僕らはこの漫画の話を教訓にして、日々、自分と向き合っていかなくてはいけませんね。
どれだけ才能があっても、お金があっても、人脈があっても、知識があっても、自分と向き合う勇気がなくちゃ意味がありません。
逆に、その勇気さえあれば、他のものはどうにでもなるんじゃないか。
そんなことを考えさせられる素晴らしい漫画だと思いました。