ザ・ゴール(コミック版)を読んだ感想

昨日、こちらの本(コミック版)を読みました↓

こちらは、世界的なベストセラーである「ザ・ゴール(エリヤフ・ゴールドラット著)」という本を読みやすいようにマンガ化したものです。

簡単に言えば、赤字の工場を立て直す話なのですが、僕がこの本を読もうと思ったきっかけは、出版社のPR記事を偶然見かけたことにあります。

その記事の中で「従業員が手を休めることなく常に作業している工場は、非常に非効率である」という言葉を見かけたんですね。

ふつうなら「従業員が手を休めることなく常に作業している工場」=「ムダのない効率的な工場」と思うじゃないですか。

だから、「一体どういうことなんだ???」と気になって購入。

で、実際に読んでみて、その疑問が解決しました。

詳しい理屈はここで解説しませんが、よく考えてみれば確かにそのとおりだし、読み終えた今となっては「なぜそんな簡単なことに気づけなかったんだろう…」という気持ちになったくらいです^^;

でも、最高のアイデアというものは、たいていの場合「なぜこんな簡単なことに…」と思わされるようなものなんですよね。

簡単でシンプルだからこそ適用範囲が広いし、扱いやすいため、効果が出るのです。

逆に、難解で複雑なアイデアは、適用できるところが限られますし、扱いづらいために実行が難しく、うまくいきません。

この本の面白さは、そんな誰しもが常識として勘違いしていることを、シンプルなアイデアと説明によって、覆しているところにあるのだと思います。

読む前は「自分は工場なんて関係ないし…」と思っていましたが、そんなことはありません。

本書の中には、この本の内容が役立つ人として、

  • 組織で働いている人
  • 人によって能力にバラツキがある仕事をしている人

という2点の両方に当てはまる人を挙げているのですが、それってほとんど誰でも当てはまることですよね。

だから、組織で働く人は読んでおいて損はないと思います。

ちなみに、冒頭でも言ったように、こちらは原作をマンガ化したものです。

ただ僕としては、工場での生産管理という、自分にとってあまり馴染みのないものを題材とした話なので、原作を読むにしても、まずはコミック版に目を通しておいたほうが理解しやすいかな?と思って、先にこちらを読むことにしました。

コミック版を読んだ限りの感想だと、イラストがあるおかげで説明がわかりやすく、なおかつストーリーもテンポよく進んでいくので、非常に読みやすいです。

続きが気になって、1時間とかそこらで全部読んでしまいました。

なので、時間がない人はこっちを読むといいでしょう。

もし原作を読む機会があれば、またその感想も書きたいと思います。

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