この記事は、こちらの記事の続きの内容になります。
業界と企業の分析(心構え編)
前回は「就活を成功させるために3つ戦略を考えていた」という内容の話をしました。
まずはオーソドックスな方法から始めてみて、ダメだったら違う方法を順番に試していく…ということでしたね。
で、そのオーソドックスな「志望する企業に通常どおりアプローチする方法」を実践するにあたって、まずは企業分析を行わなければいけません。
興味を持てる企業がなければ、そもそも就職する意味がありませんから、「就職してみたいな」と思えるような企業、あるいは業界を探すことから始めるのです。
ただ、そうは言っても「その興味のある業界・企業がこれといって見当たらないんです…」と途方に暮れる就活生も、中にはいるんじゃないでしょうか。
そういう人は、①大まかな方針を立てて、②その方針のもとで量を稼ぐということをやればいいと思います。
結局のところ、「どんな会社に入りたいか?」「そこで自分が何をしたいか?」なんて、前もって分かるわけがありません。
というのも、「自分が何をしたいか?」というのは、実際に行動を起こして何かをすることでしか見つけられないものなので。
ただ、ある程度の方向性については、前もってかなり高い確率で予測できると思っています。
例えば、ここに「学者になりたい!」という人がいたとして、その人が大学で研究するのではなく、企業で製品開発に携わることは十分あることだと思いますが、いきなりスポーツ選手とか、ミュージシャンとかになることは考えづらいですよね。
もちろん、未来というのはわからないものなので、ゼロだとは言い切れません。
でも、少なくとも近い将来の話で言えば、可能性はかなり低いでしょう。
だから、そうやって「自分はこうしたい!」という確率の高い方向へ賭けて、その方向に沿った業界・企業をたくさん見ていくこと。
そうやって量を稼いでいけば、もし方向が違っていても「やっぱりもっとこういうことがしたいな」という細かい修正が効きます。
きっと「何がしたいかわからない」という人は、一発で100%正しいカンペキな職業を引き当てようとしているのだと思いますが、そんなことできるわけありません。
最初の就職は、せいぜいくじ引きみたいなものなんじゃないでしょうか。
就職という未知の世界に飛び込むのですから、それは仕方のないことです。
だから、僕らが目指すべきは「明らかな間違いを防ぐ」ということ、そして「後悔しないような選択をする」ということです。
明らかな間違いというのは、さっきの学者タイプの人で言うところの、スポーツ選手やミュージシャンになるようなことを指しています。
まあ、そこまで極端な間違いは起きないかもしれませんが、僕らっていうのは、名前のカッコよさや周りの意見のために、しばしば誤った選択をしてしまうものです。
気質的に全く向いていない人が、ただ「流行っているから」という理由でプログラマーを目指したり、なんとなく名前がカッコいいからという理由で「マーケティングしたい」と言ったり…。
そうやって、本来の自分から目を逸らして、他人の考えた選択を取るのはやめましょう。
逆に、ちゃんと自分というものに向き合うことさえできれば、大きな失敗は防げると思いますし、なにより「あのときこうしておけば…」という後悔が生まれません。
少しのズレがあったとしても「あのとき真剣に考えた結果なんだから仕方ない」と割り切ることができます。
そして、その残りの小さなズレに関しては、あとで自分で努力して部署を変えてもらうなり転職するなり、なにかしらの方法を取ればいいだけです。
話を戻しましょう。
とにかく企業分析では、 ①大まかな方針を立てて、②その方針のもとで量を稼ぐ ことをしていきましょう。
僕にとっての大まかな方針とは、最先端のテクノロジーでものづくりを行う企業に勤めたい、もっといえばエレクトロニクス産業に興味があるということです。
そして、その方針のもとでその量を稼ぐために行ったことが、
- 学校の求人に載っている企業をリサーチする
- 業界地図に載っている企業をリサーチする
- ネットや書籍から企業リストを集めてリサーチする
というものになります。
で、これについては話が長くなってきたので、次回で説明することにしようと思います。
ひとまず今回は以上になります。