自分を整える時間の大切さ

ここ数日、自分を整える時間の大切さを痛感しています。

「自分を整えるって何なの?」というと、どうしても感覚的な表現になってしまうのですが、「心を落ち着かせてスッキリ爽やかな気持ちになる」というかんじの説明になるでしょうか。

例えば、ものすごく景色のキレイな場所であったり、雄大な自然の中にいるときとか、あるいは朝日に包まれて公園の中を歩いているとき、心がスーッとするじゃないですか。

喜びとか悲しみではなく、希望でも絶望でもなく、ただ単に心が落ち着いているという状態ですね。

そういう状態に近づけることを、僕は「自分を整える」というふうに呼んでいます。

この「自分を整える時間」というものを無視して生活していると、ひたすら雑念に気を取られたり、ネガティブな妄想が頭に張り付いて離れなくなったりするんですよね。

その結果として、何をするにしても集中できないままボーッとしてしまったり、本当にやるべきことではなく、生産性の低い仕事に逃げて時間をムダにしてしまうのです。

正直、そんな状態だったら、どれだけ長時間働いたところで意味がありません。

だから、僕はたとえ毎日3,4時間を「自分を整える時間」に使っても、それは決して時間の掛けすぎにならないんじゃないかと思います。

ボーッとした状態で8時間働くよりも、自分を整えてスッキリした状態で集中して4時間働いたほうが、絶対に成果は上がります。

肉体労働ならまだしも、頭脳労働ならその傾向はより強く出てくるんじゃないでしょうか。

じゃあ、自分を整えるために具体的にどうしたらいいのか?

結論を言えば、それは人によってそれぞれ違うと思います。

僕だったら、朝日を浴びつつ散歩するとか、ブログを書くだとか、座禅を組むとかですが、そうじゃなくても全然構いません。

ラジオ体操でも、畑仕事でも、筋トレでも、犬の散歩でも、自分にしっくりくるものなら何でもいいです。

ただ、何をするにも共通して言えることが2つあって、そのうち1つ目が「朝起きてすぐにやること」です。

理由としては、その日一日の精神状態って、おおよそ朝の過ごし方で決まってしまうからですね。

朝ダラダラしていたら、そのままの流れで一日をムダにしてしまった…なんて経験はないでしょうか。

逆に、朝シャキッと起きて活動できたら、その日は一日元気よく過ごせるわけですから、そのためにも朝起きてすぐに自分を整えることを習慣化しましょうというわけです。

次に、2つ目が「なるべく太陽の光を浴びよう」ということです。

これは医者が説明するなら、「陽の光を浴びることでセロトニンというホルモンが分泌されて…」みたいな話になるんでしょうが、僕としては、もっと重要な意味がそこにあるような気がするんですよね。

なんというか、自分が独りで存在しているのではなくて、世界と繋がっていることを確認させられるというか…。

そういう安心感みたいなものを得られるような気がするんですよね。

どうしても、そんなふわっとした表現しかできないのですが、まあ、感覚の話だから仕方ありません。

とにかく、そういう安心感があれば、困難にぶち当たっても「ダメでもなんとかなるさ」という心の余裕が生まれて、結果として物事が上手く運ぶようになります。

でも逆に、その余裕がなかったら、「貧すれば鈍する」という言葉があるように、上手くいくものも上手くいかなくなってしまうでしょう。

世間ではよく「挑戦することが大事」と言われていますが、やっぱり、腹の底に安心感がなかったら挑戦なんてできません。

「失敗しても大丈夫」という世の中に対する認識があるからこそ、人はチャレンジできるのだと思います。

心と身体は活動するにあたっての土台になっているので、どんな活動を行うにせよ、ここをしっかり固めておくに越したことはありません。

僕らはもっと「自分を整えること」に毎日時間を費やすべきだと思います。

こういう「落ち着き払った状態でいること」によるメリットは、なかなか目に見えて確認できるものではないので、よくおろそかにされがちな部分ですが、1週間~1ヶ月の単位でみると、仕事の効率も人生のクオリティも、全然違ったものになるんじゃないでしょうか。

そんなことをここ数日、僕はよく考えています。

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