論理的思考を構成する3つの力

波頭亮さんの著書に「論理的思考のコアスキル」というものがあって、タイトルと概要をみたときに「これは面白そうだ」と思い、今日はそれをパラパラとめくって読んでいました。

波頭さんは、論理的思考を構成する能力について、

①言語化する力
②構成要素に分解する力
③定量的に判断する力

という3つを挙げていて、僕はそれを聞いたとき「なるほどな」と思いました。

というのも、知り合いにブログのアクセスアップをお手伝いする仕事をやっている方がいて、そこに相談に来られるお客さんの話を聞いたことがあるのですが、ほとんどの方が上記の3点のいずれかで詰まっているそうなんですよね。

どういうことなのか、ちょっと具体例を挙げてみたいと思います。

まず「①言語化する力」についてですが、たいていの人は、自分がやろうとしていること、あるいは、やってきたことを言語化するという習慣がありません。

だから、ブログの場合「毎日更新していればアクセスが伸びるんだ!」みたいな勘違いをする人が出てくるわけです。

でも、それじゃ当然ダメで、それによってどんな仮説を検証したいのか、予め言語化しておかないと、いつまで経ってもムダな努力を続けることになってしまいますよね。

次に「②構成要素に分解する力」については、ブログにアクセスが来るまでは、

・検索される
→キーワードで上位表示される
→タイトルをクリックされる
→記事を読まれる
→同じブログの別ページへ移動

みたいな流れに(あくまで一例ですが)なると思います。

なので、アクセスを伸ばしたいなら、それぞれの要素を改善するように意識して行動しなくちゃいけないはずですよね。

でも、そういったことを考えて行動できる人は少ないみたいです。

最後に、「③定量的に判断する力」については、そもそもアクセス解析を見ていない人が多いそうなんですよね。

ふつうなら、アクセス解析の結果をもとに「たくさん読まれた記事」と「全く読まれていない記事」を比較すれば、いくらでも改善のヒントを得ることができるはずなのですが、「なんかよくわからないし…」という理由で解析結果を活用しない人が多いのだそうです。

…まあ、なんというか、書けば書くほど偉そうな感じになってしまうので、ここまでにしておきます^^;

いずれにせよ、こういうスキルって、本当なら義務教育の中で身につけておくべきことだと思うんです。

でも、大人になってもできていない人が多いという話を聞くと「長いこと学校に通った成果はどこに行ったんだろうか?」と、なんかやりきれないような気持ちになってしまいますね。

でも、逆に言えば、こういうスキルを身につける場を提供すれば、それはお金になるということでもあるので、ただ悲観するのではなくチャンスとして捉えていきたいものですね。

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