就活体験記・その2

この記事は、こちらの記事の続きの内容になります。

就活体験記・その1

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就活について情報収集

そんなわけで、3月になり、僕は就活のための情報収集を始めました。

僕は何も知らない人間だったので、とりあえず「3月からあれこれ調べて4月から始めたら十分間に合うだろう」くらいに考えていました。

でも、実際に行動してわかったのですが、たいていの企業は3月から募集が始まるんですよね。

なので、情報収集そのものは、ほとんどの学生さんは1月とか、それ以前から行うそうです(あまり早すぎるのもどうかと思いますが…)。

なので、それに気づいたときは「しまった、あまりにも何も知らなさすぎた…」と思いました。

まあ、でも面白いもので、途中で投げ出したりせず、ちゃんと解決に向けて行動していればなんとかなるものです。

で、情報収集について具体的にどんなことをしたか?なのですが、まずは就活に関する本を読むことから始めました。

どんなことでもそうですが、「こうやったら上手くいきそうだな」という仮説が頭の中で浮かび上がってくるまでは、本を使って情報を集めるのがイチバン効率のいい方法だと思います。

以下では、実際に読んだ本と、その感想を簡単に述べていきます。

波頭亮「就活の法則」

この本がイチバン役に立ったんじゃないかなと思っています。

「就職活動での成功とは、受験の世界とは違って、ランキングではなく適性のある仕事につくことである」

これは当たり前のことのはずですが、周りの学生を見ていると、わかっていない…

…というより、わかっていても、その考え方をもとに行動できない人が多いように感じます。

自分の適性・価値観をもとに行動するのは勇気がいりますからね。

ランキングみたいな明確なもので人気の担保されているところに行くほうが、みんな安心するんだと思います。

そして、最後のところにある「職業人としての心構え」の部分は、本当に生涯に渡って心に刻むべき内容だと感じました。

「就職して最初は、付加価値の低く・責任の小さい、いわば大したことのない仕事しか任されない」
「だから、頭のいい人・優秀な人ほど、すぐに不満を感じて辞めていってしまう」
「でも、それで辞めてしまっては
「就職して少なくとも3年は転職せず目の前の小さな仕事に全力で取り組むこと」

正直これって、いまの世代だと「古臭い考えかた」みたいに扱われがちです。

実際、Amazonレビューでもそんな意見を見かけました。

でも、小さいながらも自分でビジネスを立ち上げた経験としては、これってものすごく大切なことだし、こういう姿勢を持たずして成功するなんてありえないと思っています。

どんなにやりがいのある大きな仕事を任されたとしても、小さなことをコツコツやっていくことから始まります。

というのも、そういう小さいことをコツコツ積み上げていくことでしか、問題解決のセンス・嗅覚、そして目標を達成するために必要な”やりきる力”は身につかないからです。

今後、僕がこういう厳しい現実を受け止めて、しっかり前向きに努力していけるかはわかりませんが、少なくともこの本は、その努力の大切さを教えてくれました。

ということで、就活する学生さんには、ぜひ読んでほしいなと思います。

伊賀泰代「採用基準」

論理的思考などの頭の良さを重視する学生が多いのですが、それよりもリーダーシップが大事ですよ…という話です。

頭の良さを成功のためのキードライバーだと考えている方は、読むと参考になる部分が多いかもしれません。

ほぼ日「はたらきたい」

矢沢永吉さんの話が面白かったです。

というか、そこしか読んでない^^;

この本を読むまで、矢沢永吉さんについて「すごく有名な人」くらいしか知らなかったのですが、他人のものではなく自分の経験から意見を語る、血の通った温かい人だなって感じました。

僕も、こういう大人になりたいものです。

森岡毅「苦しかったときの話をしようか」

P&G勤務時代の話が面白かったです。おすすめ。

組織で働くと理不尽なことも多いのでしょうが、その分、人格というか、人についてきてもらうための器みたいなのが身につくのかな…なんて思ったり。

とはいえ、それは一生懸命頑張って成果を上げた人だけなんでしょうけど^^;

廣瀬 泰幸「新卒採用基準―面接官はここを見ている」

学生が考えるいい人材の基準と、企業が実際に求めるものは、大きくズレていますよ…という趣旨の本です。

個人的には「どういう基準で業界を選ぶか?」にあたっての軸というか、業界・職種を選定する基準を考える際に、

こう動く!就職活動オールガイド

こういうマニュアルみたいなのにも、一度は目を通しておくべきだろうと思い、購入。

「こういう流れで就活するといい」ということはつかめたので、それを知る上では非常に有益でした。

就活のノウハウ・テクニック的なものは期待すべきではないと思います(それはどんな本についても言えることですが)。

四季報

とりあえず買ってみましたが、あまり使いませんでした。

気になる企業については、検索すればいろいろ情報が出てきますし、そんなに必要ないんじゃないかなって感じました。

まあ、僕が使い方をよく理解していないというのもあるでしょうが…。

業界地図

これはものすごく面白い本です。

多種多様な業界でどのような企業が活躍しているのかをわかりやすくまとめてくれています。

就活しない人でも、ビジネスに関心のある人は絶対持っておいたほうがいいと思います。

就活する人は必ず持っておきましょう。

そして、興味のある業界を理解する上でのおすすめ書籍も挙げてくれているので、それも必ず読んでおきましょう。

非常におすすめの本です。

まとめ

…ちょっと長くなったかもしれません。

僕が就活のために一通り目を通したものは以上になります。

とにかくこれらの本を読んで、今後の方針を立ててみました。

それは大まかに言えば、

・自己分析を行う
・企業分析を行う
・志望する5社までに絞る
・その5社にエントリーする

…ということです。

あとはこの手順でやれることをやっていくのみになりました。

今日はここまでになります。

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