執筆で行き詰まらないための7つの質問

文章を書く上で大切なのは「アウトプットのイメージを強く持つこと」です。

自分の過去を振り返ってみても、執筆で行き詰まっているとき原因は、たいていの場合、完成図を頭の中に思い描けていないことにあるんですよね。

 

で、アウトプットについてのイメージを強く持つため、僕が個人的に大事だと思うのは、次の7つの質問に答えることです。

  

  1. 誰が読むのか?
  2. 読者は何を求めているか?
  3. こちらから読者に要求するものは何か?
  4. 読者はこの文章をどうやって読むのか?
  5. 読者はどれだけの精度を求めているのか?
  6. 分量はどれくらいか?
  7. どれくらいの時間が使えるか?

 

以下で、簡単に説明していきたいと思います。

 

1.誰が読むのか?

読者あっての文章ですから、誰が読むのか、ターゲットを決めることは重要です。

昔の自分だったり、具体的な人を誰かひとりでいいので、想定読者として用意すること。

それができないと文章は書けないと思います。

 

2.読者は何を求めているか?

人間というのは面白いもので、自分が期待していること以外は、頭の中に入ってこないんですよね。

よって、読者が期待していること以外は、何を書いても相手の目には入りません。賛成・反対の意見をもつ以前に無視されるということです。

というわけで、読者の期待するものを予め理解しておく必要があります。

 

3.こちらから読者に要求するものは何か?

コミュニケーションというのは、必ず相手になにかしらを要求するものです。

じゃあ、その要求って具体的になんなのでしょうか?

ザッと目を通すだけでいいのか、なにかを学んでほしいのか、商品を購入してほしいのか。

それに応じて、PV数だったり、アンケートの点数だったり、売上などなど、自分の書いた文章を評価・測定する基準が変わってきます。

 

4.読者はこの文章をどうやって読むのか?

これは簡単に言えば、流通チャネルを考えましょうってことですね。

Twitterでつぶやくのか、ブログで情報発信するのか、論文を書くのかで、求められる情報の深さや準備の度合いが違ってきます。

 

5.読者はどれだけの精度を求めているのか?

一般人が感想を述べるのと、専門家が専門分野について解説するのでは、読者の受け止め方は当然違ってきます。

感想ならテキトーなことを言っても許されますが、専門分野についてテキトーなことを言ってはいけませんよね。

逆に、テキトーでいいところを、専門家なみのリサーチでもって回答するのは時間の無駄遣いということになります。

というわけで、予め求められている情報の精度をハッキリさせておく必要があるのです。

 

6.分量はどれくらいか?

これも文章を書く上では非常に重要です。

本なら別ですが、Web上だと、みんなテキトーにネットサーフィンしながら読んでいるだけなので、長い文章は読んでもらえないんですよね。

だから、1万文字を超えるような文章を書くときは、例えば2000文字ごとに5つに分解するとか、そういう工夫が必要になってきます。

あと、「1万文字じゃダメでも、2000文字くらいだったら書けるかもしれない」みたいなテーマもあるわけで、そういう意味で、最初に分量を決めておくのは重要ですね。

 

7.どれくらいの時間が使えるか?

他の項目と同じ説明になるので省略しますが、これも文章の質・量を決める上で、重要なパラメータですね。

ちなみに、目標時間を前もって見積もっておくと、そこに実際の結果をフィードバックさせることで、執筆速度の改善にも繋がります。

  

…というわけで、みなさんも文章を書こうとして行き詰まることがあれば、以上の7点について考えてみてください。

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