毎月、少なくとも5冊くらいは本を買って読書しているのですが、そこで思うのが、「成功する方法って本を読むだけでほとんど学べるんじゃないか?」ということです。
やっぱり、出版社を通しているからか、ちゃんとした本って、すごくクオリティが高いですよね。
だから、情報商材とかで学ぶよりは、本を読んだほうがいいんじゃないかと思うこともしばしばあります。
…まあ、とはいえ、これは別に情報商材の存在を否定しているわけではありません。
いきなり硬い本を読んで勉強しようとすると、挫折しちゃいますからね^^;
それよりは、情報商材みたいなもので学んで全体像をざっと掴んでから、詳しいところを本で学んで詰めていったほうが、時間も早く済むし、より深く理解できますから。
だから、そういう入り口的な存在として、情報商材を利用するというのは、全然アリだなって思います。
で、要するに何が言いたいのかというと、「上手くいく方法って本に書いてあるのに、なぜそれを読んでも成功しない人がたくさんいるのか?」ってことなのですが、
それを僕なりに考えた結果、ひとつ思い当たるのが、「メンタル的な部分に問題があるのではないか?」ということです。
例えば、本でせっかく使えるいい知識を学んだとしても、
- 上手くいかないんじゃないか?
- なんか面倒だな…
- 周りから批判されそうで心配
- やりきる自信がない…
とか、ついつい考えてしまって、結局やらずに終わってしまうことってあるじゃないですか。
つまるところ、成功する方法を実行しないから、成功しないのです。
で、それを「実行力がない」で片付けてしまうのは簡単なのですが、たぶんその実行力とやらも、努力次第で鍛えることができると思うんですね。
じゃあ、具体的にどうすればいいのか?
僕が最近知って注目しているのが、「認知行動療法」というものです。
認知行動療法というのは、物事に対する僕らの認知に働きかけて気持ちをラクにする精神療法の一種です。
具体例を出したほうがいいと思うので、セールスを例に説明します。
例えば、ある商品を誰かさんにオファーして断られたとしましょう。
この出来事に対して、上手くいく人っていうのは、
- 「まだ一度断られただけじゃないか」
- 「これから先どうなるかはわからない」
- 「少なくとも10人以上に声をかけて今後のことはそれから判断しよう」
という具合に考えると思うんですよね。
だから、一度断られたくらいでめげずに、どんどん次の行動に移って、失敗から改善していけるわけです。
でも、上手くいかない人っていうのは、
- 「この商品は誰からも必要とされていない」
- 「自分はダメだから何をオファーしても売れない」
- 「何をやったところで上手くいかないだろう」
とか考えてしまうんですよね。
で、こういうふうに物事を認識してしまったら、いくら「行動が大切だ!」なんて言われても、動けないと思うんです。
だから、「行動力がある・なし」が問題なのではなくて、認知の仕方に原因があるのだと思うんですね。
いくら行動力がある人でも、「上手くいかないだろうな」と思うことは実行しませんから^^;
よって、行動できないとき、僕らが取り組むべきなのは、その誤った認識を改めることなんですよ。
で、そのネガティブに偏った認知の仕方を、(決してポジティブにするだけでなく)より客観的でバランスの取れた考えかたになおしていくための訓練が、「認知行動療法」と呼ばれるものだと僕は認識しています。
ちなみにこれは、うつ病や不安障害などの治療方法として使われているのですが、薬の投与に負けず劣らずのパフォーマンスを発揮することが実証されているそうです。
というわけで、成功する行動が自然に取れるよう、認知行動療法的な心のトレーニングをこれから習慣としてやってみようと思いました。