いつまで経っても成果があがらない理由

いきなり結論から話すと、これはやはり「意味のないことにばかり時間を使っているから」だと思います。

メールや電話などの日常業務をこなすだけでも、なんとなく仕事した気になってしまうのですが、目標を達成するためには、日常の外に向かって踏み出していかなきゃいけません。

日常生活の内側で完結してしまったら、それは目標とは言えませんからね。

 

とはいえ、これはすごく難しいことです。

経験のないところへ踏み出していくわけですから、具体的に何をやっていいかよくわからないまま、なんとなく一日が過ぎていくことも、ままあります。

そうこうしているうちに、心の中が不安や焦りでいっぱいになってきます。

「そのまま何もできないくらいなら、いつもどおりのことをいつもどおりにこなしていくだけでいいんじゃないか?」

そんな気分になってきます。

でも、そこで負けてしまったら最後、いつもと同じ日常が待っています。

僕らがいつまで辛抱強く待っていたところで、目標のほうから僕らに近づいてきてくれることなんて、(ほとんどの場合)ありえないわけですから、夢を叶えようと思ったら、やっぱり僕らのほうから積極的に仕掛けていくしかありません。

 

じゃあ、どうすればいいのか?

ハッキリとした答えは、まだ僕にはわかりませんが、いまの僕に思いつく解決策を挙げるとすれば、「目標から逆算して計画を立てること」と「計画を実行に移すこと」の2つを「同時に」ではなく、ちゃんと分けて取り組むことです。

 

わざわざ計画を立てるなんて、正直言って面倒くさいところがあるでしょう。

だから、僕らは「考えつつ実行する」ということをついついやってしまいがちなのですが、ただ、そうやって横着しようとすると、すぐに日常の雑事ばかりになってしまうんですよね。

たしかに普段からやり慣れたことであれば、計画しつつ実行に移すことができるかもしれませんが、経験のないことは、そう都合よくいきません。

よって、計画と実行をしっかり区別するのです。

弾き語りが上手くできないのであれば、「ギターを弾く練習」と「歌う練習」に分けて取り組むってことですね。

それを無理に同時にやろうするから、いつまで経っても上達しないのです。

 

具体的な方法について言えば、前日のうちから、明日やるべきことをしっかり洗い出しておくといいでしょう。

で、やるべきことが定まったら、当日は今後のことはあれこれ考えずに、やるべき作業に邁進する。

そして、一日が終わったら、行動したことについて記録をつけて評価する。

つまりは、Plan, Do, SeeのPDSサイクルを回すということですね。

 

なので、成果をあげようと思ったら、「ただ働く」だけじゃなくて、どれだけ忙しくても、計画と記録のための時間を一日の中にしっかり確保しておかなければいけません。

「面倒だから…」という理由で、ここを疎かにすると、きっと何をしても上手くいかないでしょう。 

ちなみに、ある有名な調査結果には、「将来の夢を叶える人の共通点は、目標を紙に書いて管理する習慣があるか・ないかの違いだった」というものがあるくらいですから、やっぱり、上手くいく人っていうのは、こういう当たり前のことを当たり前のようにこなしていく習慣のある人なんだなあって思います。

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