精神科・心療内科・神経科の違い

以前から心の問題に興味があって、心理学とか精神医学の本を好きで読んだりしていたのですが、そんな自分にとって、ずっと疑問だったのが精神科・心療内科・神経科の違いです。

神経科は別としても、精神科と心療内科って何の違いがあるのか説明できなくないですか?

まあ、とはいえ、「気になって夜も眠れない」ほどではなかったので、特に調べることもなく、わからないまま放置していたのですが、最近、心療内科の医者さんと話す機会があったので、そのことについて質問してみました。

 

それで分かったことなのですが、精神科と診療内科の区別のポイントは「身体症状の有無」にあるんですって。

以下で、それぞれの科について、聞いた話を元にして、僕なりに簡単に説明したいと思います。

 

まず「精神科」ですが、こちらは身体症状のない、不安や落ち込みといった心の症状を中心に扱うところだそうです。

具体的には、夜眠れないとか、イライラして集中できないとか、幻覚や幻聴に悩まされているといったものですね。

 

次に「心療内科」ですが、こちらは心の問題が原因で、身体に症状が出てくる人がいくところ

例えば、「お腹が痛くて下痢してしまう」とか、「めまいや息切れがする」といった症状ですね。

なので、「体の調子が悪くて検査してもらったけど、どこにも異常が見当たらなくて…」みたいに、他のところからやってくる人が多いそうです。

そういう話を聞いて個人的に思ったのが、ちびまる子ちゃんで言うところの山根くんとかが当てはまりそうな気がしました。まあ、あくまで僕の勝手な解釈ですが。

 

ちなみに最後の「神経科」ですが、こちらは心の問題と言うよりは、神経系に問題がある人が対象となるところで、どちらかというと、身体の部類に入るものだそうです。

パーキンソン病のような「手や足の震えが止まらない」といった症状を治療するみたいですね。

 

と、まあ、そんなわけで話をまとめると、精神科と診療内科の違いは「身体症状の有無」にあるということでした。

とはいえ、何が問題なのかは患者さん自身で判断できないことが多いので、とりあえず診断してもらうようにすればいいとのことです。

 

あと、ここからは余談になるのですが、個人的に気になっていたのが「うつ病」の問題です。

僕自身、すごく落ち込んで仕事が手に付かないことがときどきあって、まあ、それは誰しもあることだと思うのですが、

こういったよくある「落ち込み」と病気としての「うつ病」の境界線はどこにあるのか?ということも質問してみました。

 

で、そのお医者さんの話によると、気分が落ち込むことは誰しもあることで、数日経ってよくなるのであれば、別に気にする必要はないとのことでした。

うつ病と診断されるのは、気分が落ち込んで仕事に行けないとか、そこまでではなくとも「何もする気がしない」みたいな状態が、だいたい8週間以上続くような人だそうです。

そういう場合は、ちゃんと診断を受けて、薬を飲んだりして治療するほうがいいだろうということですね。

 

とりあえず今回はそんなところになります。

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