人生を変えてくれるのは習慣だけ

「人生を変えたいな」というのは、誰しも心のどこかで漠然と考えていることだと思います。

で、その方法について、自分の過去の経験や、周りの人を見つつ何度も考えてきたのですが、やっぱり「人生を変えようと思ったら最終的に何かしらの習慣を変えなければいけない」という、ありきたりな結論にいつもたどり着くんですよね。

 

例えば、大前研一さんの有名な言葉で、「人が変わるのは、環境・付き合う人・時間配分のいずれかを変えたときだけだ」というものがありますが、これって要するに、習慣が変わるきっかけを述べているに過ぎないと思うんです。

つまり、極論をいえば、これら3つが変わったとしても、最終的に習慣が変わらなかったら、その人の人生も変わらないままになるんでしょう。

まあ、実際のところは、これらの3つを変えて習慣が変わらないわけがないので、そんなことはありえないのですが。。

 

だから、とにかくそれが一回きりの行動だったら、どれだけ頑張ったところで何も変わらないといいたいんです。

ものすごい病気を抱えている人がいて、手術という大きなイベントを通して健康体になったとしても、その人が手術前の元の生活を続けるのであれば、いずれ同じ病気になるのは容易に想像が付きますよね。

 

で、そういうことを考えると、よくあるコピーに「たった3分で人生が変わる」みたいながありますが、そんなことはありえないんですよね。

もしそれで変わるのだとしたら、それは「その3分間の行動が習慣として定着した」という場合のみです。

例えば、「これからの人生で自分が何をしたいか書き出す」みたいなワークがあったとして、

たしかにそういった努力は重要だと思うのですが、たった一度3分間それをやっただけでは何も変わらないわけで、

なので、同じことをやるにしても、「寝る前に毎日それを3分間やる」みたいな習慣的な努力にしなきゃ意味がありません。

 

同様に、ものすごーく偉い人のセミナーに参加して説教されたとしても、それがきっかけになって習慣が変わらない限りは、何の効果もないんです。

ただ、これを逆にして考えると、習慣を変えることさえできれば、偉い人にわざわざ会いに行かなくとも人生は変えられるんでしょう。

というわけで、やっぱり「自分を変えられるのは自分(の習慣)だけ」なんでしょうね。

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