行動できない現象をトラウマの観点から探ってみる

生きていると誰しも「こんな簡単なことのはずなのになぜできないんだろう?」と思った経験があると思います。

みんなできていることを自分だけがなぜかできないとか、あるいは、誰かを教えているとき、その人にとって無理のない簡単なレベルのことしか要求していないつもりだけど、どういうわけか行動してくれない…とか。

そういうとき、昔の僕は「やる気がないだけじゃないか」なんて思っていたこともあったのですが、最近になって「もしかすると心の問題が関係しているのかもしれない」なんて思うことがあり、そこでこんな本を買ってみました。

「なぜトラウマの本?」と思う人もいるかもしれません。

なので、それを説明すると、世の中には精神的なショックを受けて、いままでの生活に戻りたくても、まともな日常生活すら送れなくなった人がたくさんいるわけですよね。

そして、そういう人たちの心を治療し社会に復帰させる研究というのは、まさに「本当はそうしたいのになぜか行動できない」という問題を解決しようという試みなわけで、

そういう意味で、最初に話した僕の中にある疑問について、多少なりともヒントを与えてくれるかもしれないと感じたからです。

 

まだ最初のほうを少し読んだだけですが、PTSDというのは、ベトナム戦争の帰還兵問題がきっかけになっていて、それ以前は心の傷の治療については、あまり見向きもされなかったそうですね。

心の問題がどれだけ軽視されてきたのか、こういったことからもなんとなくわかる気がします。

 

ちなみに、僕は電子書籍の方を買ったのでよくわからないのですが、Amazonのレビューかなにかで、「辞書くらいの分厚さのある本」みたいなことが書かれていました。

全部読めるかは分かりませんが、まあ、自分の必要に応じて、読めるところを読んでいきたいと思います。

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