TwitterとYouTubeを見てたら、面白い発見があったので共有します。
まずはこちらをみてください↓
DMでなんでこんなに低評価ついてるの?って聞かれて1分で一気に数百単位の低評価がついておそらく手動じゃないよな〜と思ってたら、自動で低評価を押せるツールを使ってるみたい。
— 椎木里佳 (@rikashiikiamf) May 20, 2019
執着心がすごすぎて本人もびっくりだよ??
椎木里佳さんという方が、YouTubeを始めたそうなのですが、動画にあまりにも低評価ばかりがつくので、ツールの存在を疑っていたところ…、
過去にすこすこ砲を開発していた者です。
— すこすこ砲兵(すこすこ砲開発者) (@suko_artillery) May 21, 2019
すこすこ砲は開発終了のため使用不可能ですし、そもそも、すこすこ砲は1つの動画に複数の低評価を押すのではなく、全動画に1つずつの低評価を押すツールです。
従って、いずれにしてもあなたの動画に否定的な視聴者が3万人いることに変わりはありません。
開発者から直接返信があり、どうやらツールではなく、生身の人間が低評価を押している…ということになったようです(まあ、他のツールの存在があるかもですけどね)。
一応確認してみましたが、こちらの動画ですね↓
現時点(2019/05/22)で、再生回数17万回、高評価が1223件、低評価が4万件なので、たしかに低評価がすごい多いですね。。
で、一応断っておくと、僕がこの記事を書いた理由は、決してこの方を貶したいわけじゃありません。最初に面白いことって言ったのも、低評価の多さのことじゃないです。
それに低評価がたくさんついているにしろ、それだけ注目されているっていうのは、すごいというか、一つの才能だと思っているので、そのまま活躍していってほしいところですね。
では、何が言いたいのかっていうと、ある方との対比を見てほしいんですよね。
その”ある方”というのは、こちらのYouTuberさんです↓
”八田エミリ”さんという方で、以前は別のチャンネルで活動していたのですが、現在は個人チャンネルを開設して、メインの活動をこちらに移したようです。
…で、この動画の評価を見てほしいんですよ。
現時点(2019/05/22)で、再生回数が53万回、高評価1.9万件、低評価が339件です。
さっきの方の動画と比べたら、低評価と高評価のバランスが全くもって逆なんですよね。
どちらも女性で、どちらもめちゃくちゃ美人で、どちらも同じ長さで自己紹介しているだけなのに、この評価の差は何なのだろう…って思ったわけです。
低評価が異常に多い理由は?
それで、結論から言ってしまえば、「私は優秀です」というアピールが、ある層にとっては癇に障るのかな…というのが僕の思ったことです(別にアピールしているわけじゃないと思いますが)。
最初に挙げた、椎木里佳さんという方は、15歳から起業してプロデュース業?みたいなことをされているそうで、それって傍から見ても、すごいじゃないですか。
若くてキレイで優秀で…まるで非の打ち所がありませんよね。
そういうところが癪に障るという人は、それなりに多いので、そこが原因になっているんじゃないかなあって思いました。
後者に挙げた方との評価の違いの原因は、そこにあると思うのです。
賢くて優秀な若い人はウケない
やっぱり、世間を見ていて思うことは、賢くて優秀な若い人はウケないです。
ウケる・ウケないだけが問題ならまだしも、
「いろいろ知ってます!」「英語も喋れます!」「何でもできます!」って言われたら、誰だって「よし!助けてあげよう!」って気にならないですからね……。
「それだけ優秀なら自分で頑張れば??」ってなってしまうので。
そして、何よりそこが大きな問題です。
結局のところ、仮に東大を出ていたとしても、大人から見ればプライドの高いただのガキなんですよね。
なんだかんだ言って世の中のことを知らないし、勉強ができるだけで、それ以外は他の人とは大差ないです。
ただ、それにもかかわらず、学校とかだと「人に頼らず自分で考えましょう」みたいにして教えられてくるので、自分の能力でどうしても頑張ってしまうんですよね。優秀さをアピールしてしまう。
そんなかんじだから、いざ1人で解決できない事態に陥っても、人に頼る方法がわからないし、そもそも頼れない。
どうしても「人に助けてもらう=悪」って発想になってしまう。
あるいは、中途半端に学歴がある人ほど、プライドが邪魔してしまうんです。
バカなふりできる人がイチバン強い
結果を出すためには自己研鑽が欠かせませんが、
それでも自分って1人だけなので、どれだけ頑張ったところでたかが知れています。
…に対して、人の力を上手く借りられる人には、その上限が存在しません。
そんなわけで「あれもこれもわからないんで困っています。教えてください」って素直に言える人が、イチバン得をするわけです。
大人側からしても、そうやってお願いされてしまうと「仕方ないなあ。助けてやるか!」って放っておけなくなってしまう。
「馬鹿な子ほど可愛い」って言いますからね。
ただ、ここで注意なのが「本当にバカだったらどうしようもない」ということです。
せっかく教えているにも関わらず、何も理解できてなくて、失敗ばかりだったら呆れられますからね^^;
だから、個人としては一生懸命に努力してバカからの脱出を目指すのだけれど、
だからといって、それで奢るのではなく、あくまでバカなふりを徹底できる人にならなくちゃなあ…って最近よく思うんです。
人に頼る練習をしましょう
僕は人に教えることを仕事にしているのですが、やっぱり、教えづらい方も中にはいます。
「あれもこれも言い過ぎるとプライドを傷つけちゃうかな」って気を揉んでしまったり。
…まあ、これについては教える側の人間が頑張って対処すべきことだと思うのですが、それでも教わる側が損なことには変わりありません。
だから、世間でも「人に頼ることの重要性」をもっと教えるべきだと思うんですよね。
もちろん、一方的に頼ってばかりじゃダメなので、そこは勘違いしてほしくないのですが。
学校では教えてくれなかったけれど、これって世の中を生きていく上で超重要なスキルだよなあ…と。
とにかく、そんなところです。