皆さんはやる気が出なくて困ったことはありませんか?ありますよね?
ぼくはめちゃくちゃあります。
例えば…
・勉強しないといけないのにやる気でない
⇒何もせずに一日が終わり罪悪感に苦しむ。
・朝起きないといけないのにやる気でない
⇒二度寝してしまう。結果、罪悪感に苦しむ。
・今も記事を書く気が起きない
⇒とりあえず罪悪感に苦しむ。
etc…
こんな経験は誰でも絶対にあると思います。
そんなとき、やる気を出すいい方法があれば知りたいとは思いませんか?
思いますよね???
そこで、今日はこんな記事を紹介します。
やる気は脳ではなく体や環境から生まれる
──「環境に存在する意欲」の捉え方──
池谷裕二[東京大学大学院薬学系研究科薬品作用学教室准教授]
これは東大で脳科学を研究している人が書いた記事です。
以下では内容を簡単に要約してみます。
結論として、
内発的なやる気なんてものは存在しません。
その証拠に、脳科学の実験でこんなものがありました。
ペンを噛んだ状態でマンガを読んでもらうという実験をするんですが、
グループAとグループBでペンの噛み方に違いをつけます。
・グループA
歯をむき出しにするようにして
ペンをかみながらマンガを読む。
・グループB
ストローを咥えるときと同じ要領で
ペンをかみながらマンガを読む。
この条件でグループAとグループBでマンガを面白いと思う人の数に違いが出るのかを確認します。
↓↓↓結果・・・
グループAの方がグループBより
マンガを面白いと感じた人の数が多くなった
なぜこんな結果になったかというとグループAの
「歯をむき出しにしてペンを咥える」
という動作が笑顔に近いからです。
マンガを読むときに笑顔に近い表情をしているので、被験者の脳が
「あ、このマンガはおもしろいんだな^^」
というふうに錯覚するのです。
結果、グループAにはマンガを面白いと思う人が多くなったということです。
こういう現象を脳科学の言葉で「自己知覚」と呼ぶそうです。
そして、実はやる気についてもこれと同じことが言えるんです。
つまり、
やる気があるから行動するのではなく、
行動するからやる気があると脳が認識するのです。
変に感じるかもしれませんが、これは考えてみれば当たり前です。
脳は普段、頭がい骨でおおわれているため体からの刺激でものを判断しています。
なので、
「今日はやる気が出ないからやる気が出るまでゴロゴロしてよう」
なんて考えてゴロゴロとしていたら脳に何の刺激も入ってこず、
やる気なんてものはいくら待っても出てきません。
つまり、まとめると…
・やる気は行動についてくるもの
・無理やり行動を起こすことが一番良い
ということです。
結局、夢のない結論になってしまいましたね^^;
まあ、「何かをするのに楽な方法はない」ということにしておきましょう笑
同じ理屈で、
「朝しっかり目が覚めてから起き上がろうとするんじゃなくて、無理やり体を起こすことで脳が目覚める」
ということも言えるそうです。
皆さんも何かの役に立ててください。