就活体験記・その6

この記事は、こちらの記事の続きの内容になります。

就活体験記・その5

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業界と企業の分析(実践編)

前回は、業界分析・企業分析をするにあたっての心構えについて話しました。

最初から自分のやりたいことが明確にわかるわけがないので、まずは大まかに方針を決めて大量行動することで、しっくり来るのか・来ないのかを判断できるようになりましょうということでした。

ちなみに、僕にとって心配だったのが「他の就活生のレベルってどれくらいのものなんだろう?」ということです。

どれだけ行きたいと思える企業があったとしても、そこへ自分より優秀な学生が殺到すれば、当然ながら内定を得ることは難しくなってしまいます。

僕には、企業内部の詳しいことはわかりません。

ただ、やっぱり志望者が多すぎると、一人ひとりなんてしっかり見てられないと思うんですよね。

それは、大学入試で一次試験と二次試験があるのと同じです。

応募者が殺到すると、なんらかのフィルターでもって、適正な人数まで減らさないと、その人をキチンと評価するためのリソースが確保できませんからね。

まあ、あくまでも予想に過ぎませんが、理屈で考えれば人気企業ほどそうなってしまうのも仕方ないだろうと…。

なので、

  • どんな企業でも応募すれば「採用を検討してもらえる枠」の中に入れてもらえるのか?
  • それとも、応募しても足切りにあってしまうような企業があるのか?
  • あるとすれば、それは自分にとってはどこになるんだろう?

…といったことが気になっていたわけです。

1.学校の求人に載っている企業をリサーチする

そんなわけで、まず最初に確認したのが学校の求人でした。

ここに求人を載せている企業を見れば、自分がどれくらいのレベルの企業に応募できるのか、なんとなく掴めるかなと思ったのです。

で、実際に確認してみると、およそ80~100ほどの企業が載っていました。

それらの企業について、

  • 業界
  • 事業内容
  • 製品・サービス
  • 売上規模

などをエクセルに順番にリサーチしていきます。

Webサイトなどに軽く目を通し、表から見れる部分はなるべく確認して、エクセルにまとめていくのです。

理系の大学院なので、製造業や化学系やIT系の他にも、公務員や電力会社など、それっぽいものがたくさんありました。

僕自身そういった業界を志望していたので、参考になったと思います。

それで、結果として気づいたのは、「足切り的なものはあまり気にしなくて良さそうだ」ということです。

自慢する気はないのですが、それなりにレベルの高い学校なので、求人票にはいわゆる大企業の名前がたくさん載っていました。

なので、ちゃんとした書類というか、エントリーシートを提出すれば、無下に扱われることはなさそうかな…という印象です。

ただし、それとは別に僕が数年休学していたので、それがどのように評価されるのかは不明でした。

2.業界地図に載っている企業をリサーチする

さて、そうして学校の求人票に載っている企業を100社ほどリサーチした結果、僕が面白そうだなと感じたのがエレクトロニクス業界、とりわけ半導体関連の企業でした。

そもそも電子機器が好きなのと、僕が研究している分野にそれなりに近いということ、あと製造業に興味があって、形のないサービスというよりは、実際の製品を売るようなことをやってみたいというのが理由になります。

だから「興味のある業界・企業なんて思いつかないよ」という人でも、そうやって大まかに方針を決めて、たくさん調べてみてください。

そうするうちに、ピンとくるものが見つかるかと思います。

で、自分の興味のある業界がわかったら、その業界にどんな企業があるのかを調べていくわけですが、それをするにあたって便利な本がこちら↓

厳密には、僕が使ったのは2021年版のものですが、とにかくこの本は面白いし参考になります。

どんな業界があるのか、どんな企業があるのか、それらの企業が大まかにどういう活動をしているのかが簡単に俯瞰できるので、就活に関係なくビジネスに興味のある人はぜひとも読んでみてほしいです。

そんなわけで、学校の求人リストの次は、こちらの本の主に「半導体」「半導体製造装置」の部分の企業をリサーチしていきました。

3.ネットや書籍から企業リストを集めてリサーチする

あと、その他にやったこととして、業界地図に載っていない企業もリサーチしました。

業界地図に載っていなくても素晴らしい企業というのはたくさんあるので、そういう企業のリストをネットや書籍から作り、それらの企業について調べていきます。

業界地図の中には、その業界に興味がある人向けのおすすめ書籍も紹介されているので、それらの書籍を活用するといいと思います。

結果

さて、そうやっておおよそ200~300社ほどリサーチした結果、良さげな企業を15社ほどリストアップすることができたのですが、実際にエントリーできる数も考えて、そこから更に5,6社に絞り込みました。

正直、絞り込む選択は難しかったです。

実際に働いたりせず、現場を知らない状態で選ぶんだから仕方ないですよね^^;

それに「自分がいいと思ったから…」といって就職できるわけじゃないので、その可能性も考えると、余計に判断が難しくなります。

まあ、とはいえ頭でばかり考えていても仕方なくて、自分が良いと思った順番にエントリーして採用してもらえるよう全力を尽くしていくしかありません。

そんなわけで、志望する企業は決まったわけですから、次回からはエントリーシートとか、面接といった話題に入っていきたいと思います。

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