他人に嫉妬したとき考えること

僕は、すごいものを作った人や、すごい仕組みを考えた人を見たり聞いたりすると、少し嫉妬のようなものを感じることがあります。

「この人すごいな!」「それに引き換え自分は…」みたいなやつですね。

まあ、僕だけじゃないのかもしれませんが。

ただ、どれだけ人から「すごいね」「頑張ったんだね」と褒められたとしても、嬉しい気持ちがずっと続くわけではありません。

最初はどれだけ嬉しくても、次第にそれが当たり前になって、いずれ飽きがやってきます。

だから、幸せというのは、なにかフリーパスみたいなものがあって、それを一度手にしてしまえば、ずっと幸せでいられるといった類のものではないのです。

そんなフリーパスは存在しませんし、生きることは、そうやって何かを所有するような行為ではないと思うんです。

じゃあ、生きるとはどういうことなのか?

それは例えるなら、筋肉を鍛えていくようなイメージに近い行為なのではないでしょうか。

筋肉は使えば強くなるし、使わなければ衰えていきます。

そういう”生もの”を上手く扱って、少しずつ強化させていく。

それが生きることなんだと思いますし、そこにしか生きる喜びはないと思うんです。

だから、人に褒められてチヤホヤされるのは全然いいことなんですが、それを自分から積極的に求めていくのは良いことじゃありません。

人から褒められるだけの人生は、やっぱり虚しくて、生きる実感は得られないと思います。

それよりも、日々の小さなことの積み重ねの中に生きる喜び見出すべきで、それは面倒くさかったり苦しかったりするわけですが、でも、そういう面倒くささ・苦しさを通していかないと、生きる実感は得られないんじゃないかなって思います。

…そんなわけで、僕は嫉妬の感情に気づいたら、以上のようなことを言い聞かせて自分を落ち着かせるようにしています。

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