「雲をつかむような話」という言葉がありますよね。
なんか、いい言葉だなって思います。
というのも、新しい商売を始めてから、軌道に乗せるまでの間の心境として、すごいふさわしい言葉のような気がするからです。
事実、どれだけ勝算があったとしても、実際に市場に出して、売上が出ない限りは「雲をつかむような話」なんですよね。
でも、これは逆に「雲をつかむようなことをしない限りは絶対に商売は上手くいかない」とも言えると思うんです。
なので、「いやいや、それは雲を掴むような話だから…」と否定していたら、絶対に新しいことなんて形にできないわけです。
とはいえ、まあ、雲をつかもうとするわけですから、その試みはなかなか上手くいきません。
ただ、それでも諦めずに繰り返していると、次第に雲の薄いところとか濃いところが、なんとなく区別がつくようになってくるわけです。
そして、濃いところを繰り返し探っていくうちに、いつの間にか雲をつかんでいることに気づくんですよね。
ということで、まとめると「雲をつかむような努力をしましょう」ということです。
やっぱり、新しいことを試している最中は、「これって意味があるかな?」とか「本当に形になるのかな?」なんて考えて、ついつい手を止めてしまいがちですが、そこでやめちゃったら何事も形になりません。
そこで不安な気持ちに負けずに、雲をつかもうとあれこれ試しているうちに、気づけばいつの間にかお客様からお金を払ってもらうにふさわしいサービスが形になっている…。
そういうものなんだと思います。