ぼくは受験生のころ、少しの空き時間(スキマ時間)を馬鹿にしてました。
「勉強はまとめてやらないと意味がない!」という考え方でしたね。
いま思えば全くよくわからない考え方ですが、
おそらく当時の自分は完璧主義だったんだろうと思います。
ですが、最近になってスキマ時間の活用は馬鹿にできないことが分かってきました。
なので今日はスキマ時間を活用するべき理由を3つ挙げて説明していきます。
①少しの時間でも繰り返せば大きな時間になる
ありきたりな話ですが、少しでも積み重ねると大きな違いが出ます。
「忙しい」とか「時間がない」っていう人は多いんですが、
5分のスキマ時間でも1日に10回もあれば50分です。
50分もあれば結構な仕事ができてしまいますよね。
この”少しの空き時間”について意識の低い人が多すぎます。
1日に合計50分のスキマ時間があれば
・1週間で350分≒6時間
・1か月で1500分≒25時間
・1年だと300時間
このように少しの時間でも活用する人としない人では大きな差が生まれます。
まさに「塵も積もれば山となる」です。
このスキマの時間に本を読んだりメールを返したりなど、
あらかじめ何をするかを決めておくことが大切です。
ちなみに僕の場合ですが、読書か役に立つサイトを見て勉強してます。
②やる気の出やすい体質になる
空いた時間でダラダラしていると、やる気がどんどん消えていきます。
別に休憩や仮眠に使うのは構わないんですが、
要は「何らかの目的意識をもって時間を使いましょう」ということです。
以前にも書きましたが、やる気というものは待っていても絶対に出てきません。
なぜなら脳はいつも頭蓋骨でおおわれているので、
自分にやる気があるのかどうかは外からの刺激によってしか判断できないからです。
つまりやる気がでないからってダラダラしていると永遠にやる気は出てきません。
無理やりでも手を動かせば
「いまの自分にはやる気があるんだな!」
というふうに脳が判断して勝手にやる気がわいてきます。
このように少しの時間でも意識的に活用したほうが、
他のことに対してもやる気が出てきて毎日を有意義に過ごせます。
③行動のハードルが下がる、結果として勝ち癖が付く
例えばですが今から英単語を100個覚えようと思っても、
これってなかなかハードル高くないですか?
無理なことではないですけど、結構めんどくさいですよね。
そうなると結果的に後回しにしがちです。
僕の場合だと「部屋の掃除をしてから覚えよう」みたいに
わざわざ普段やらない用事までも作って回避しようとしてました笑
それで時間がどんどん過ぎていって
「あぁ、おれはなんてダメな人間なんだ…」
と、自己嫌悪に陥るのです。
こういう経験を何度も繰り返してしまうと
「どうせ何をやってもうまくいかないだろう…」
と負け癖がついてしまいます。
でもダメ人間なんているわけがありません。
うまくいかないのはやり方が間違っているからなのです。
この場合はまとめて100個覚えようとしたことが間違いですね。
「まずは英単語5個だけ覚える」というように、
自分がすぐに行動できるくらいまでハードルを低くすることが大切になります。
そしてスキマ時間はこのハードルを下げることと相性が非常にいいです。
なぜなら5分間でできることなんてせいぜい限られてますから。
その結果、行動のハードルが下がって挫折する確率が小さくなります。
そして挫折することなく行動し続けるうちに、
いつの間にか英単語100個を達成して
「おれでもやればできるじゃん!」
っていう感じで勝ち癖が付きます。
勝ち癖が付くと、
行動力が上がる→成功する(失敗してもへこたれにくくなる)
→さらに勝ち癖が付く→行動する
…というようにプラスのループに入ってどんどん成功していきます。
「目標があるけど行動できない」という人はスキマ時間を活用して
どんなことでもいいから始めて見るといいと思います。
◆まとめ
少しの空き時間でも活用するべき3つの理由
①少しの時間でも繰り返せば大きな時間になる。
…1年だと300時間 にもなる。これを活用するのとしないのでは大きな差になる。
②やる気が出やすい体質になる。
…空き時間に手や体を動かすうちに脳が刺激されてやる気が出やすくなる。
その結果、生活全般に良い影響が出る。
③行動のハードルが下がる、結果として勝ち癖が付く
…小さな成功を繰り返してプラスのループに入ることができる。
普段やる気がしないことでも、
ちょっとの時間ならやってみようかな…という気持ちになれます。
完璧主義の人は小さなのことを馬鹿にしやすく、
その結果行動できなくなって負のループに入ってしまいがちです。
最初から完璧にできる人なんていないし、やる必要もありません。
行動のハードルはどんどん下げていくことが大事です。