良い環境・人間関係があれば必ず成長できるのか?

SNSとかやっていると「優秀な人たちに囲まれて切磋琢磨することでしか人は成長できない」みたいな言葉をよく目にします。

まあ、人間関係や環境が変わることで、人生が変わるというのは、往々にしてあることだと思いますし、あながち間違った言葉というわけでもないでしょう。

 

でも、じゃあ、「とりあえず優秀な人たちのいる環境に人を放り込んでおけば誰だって成長できるのか?」というと、やっぱりそれは違う気がしますよね。。

例えば、僕の場合で言えば、自分は国内ではそれなりに良い方の大学に入ったと思っているのですが、それでも周りには勉強に意義を感じられず留年するような人も一定の割合で出てきます。

で、そういった人たちのことを考えると、優秀な人たちに囲まれたからといって、必ずしも成長できるというわけではなさそうです。

 

あるいは、他には「すごい人に出会うことで人生が変わる」みたいな言葉を目にすることもあります。

そして、そういう言葉に触発されたせいか、やたらと有名人に会いたがろうとする人も中にはいるじゃないですか。

ただ、こちらについても先程と同様で、その効果に疑問を感じざるを得ません。

偉い人に会って「人生が変わった気分」にはなれるかもしれませんが、そんな短期間で人生が変わるわけがないし、もし変わったのだとしても、その人の長期間の努力の賜物だといったほうが適切でしょう。

あと、「そんな程度で簡単に変わるくらいに人生って軽いものなのかな?^^;」なんて思ったりもしますし。

 

だから、人を変える決まった方法というのはなくて、結局のところ「自分がいかに能動的に関わっていけるか?」が大事なんだと思います。

良い環境・人間関係は「能動的である」という点において、プラスに働きやすいから成長しやすいだけで、逆に、自分が能動的でさえあれば、どんな環境・人間関係でも人は成長できるんじゃないでしょうか。

 

あと、たぶんですが、どんなに科学的に研究しても、長期的な人の成長を予測できる方法ってないと思います。

「成績が伸びた!」とか「ダイエットできた!」みたいな比較的、短期間のものについては別ですけどね。

自分の人生を変えてもらえるような何かを僕らは探しがちですが、やっぱり、日々の生活の中で、コツコツ頑張っていくしかないんだと思います。

sponsored link