いまアニメの「アカギ」を見ているのですが、実は、この作品自体を見るのは初めてではなくて、覚えているだけで3回目か4回目くらいなんじゃないかと思います。
なぜか定期的に見たくなってしまうんですよね。
麻雀に詳しいわけでもないのに^^;
それにしても、面白い作品っていうのは、まあ、これに限らずたくさんあるわけですが、この「アカギ」という作品に限って、なぜこう何度も見返してしまうんでしょうか。
それを僕なりに少し考えてみたのですが、まずひとつには「アカギというキャラクターがかっこいいから」というのは間違いないでしょう。
ふつう僕らは自分の命や財産など、いわゆる「持ち物」に固執してしまうものですが、アカギは、そういった財産的なものに決して囚われて生きていません。
だからこそ、その常識のギャップみたいなものを突いて、絶望的な状況でも切り抜けていってしまうわけですが、そういうのって憧れだと思うんですよ。
あとは、「人生とギャンブルが切り離せないことを思い出させてくれるから」というのも、この作品の魅力のひとつなのかもしれません。
話の途中から、「自分の血液を賭けた麻雀」「負けたら失血死」という鷲巣麻雀編が始まるのですが、これって普通に考えたらバカげた勝負ですよね^^;
でも、よくよく考えてみれば、僕らは毎日の生活で似たようなことをやってたりします。
血液こそ抜かれませんが、なにか行動するごとに僕らの寿命は減っていくわけで、「その減っていく寿命と引き換えに何を得るか?」というふうに考えれば、生きること自体がギャンブルだと捉えることもできるでしょう。
で、そうやって考えたら、つまらない作業に時間を費やしたり、余った時間でダラダラしたりすることは、すごくもったいないことだったりするんですよね。
それならまだ鷲巣麻雀をやっていたほうがマシかもしれないわけで。。
と、まあ、そんなかんじで、いろいろと忘れちゃいけないことを思い出させてくれるから、僕はこの作品を何度も見返してしまうのかなあと思ったりしました。