お金と幸福度についての話

最近、よく「幸せとはなんだろうか?」ということを考えるのですが、そんな折、ネットサーフィンしていて面白い動画を見つけたので、ここで共有したいと思います↓

 

 

ここで説明されている「地位財」と「非地位財」というのは、僕なりに解釈すると「精神的な欲求」と「生理的な欲求」との違いみたいなものかなって思いました。

空腹などの生理的な欲求は、人間の身体に基づくものなので、お腹いっぱいご飯を食べるなどすることで、必ず満足を得ることができます。

一方、精神的な欲求というのは、人間の感情に基づくものなので、どれだけ財産を持っていたとしても、物質的なものでは満たすことはできません。

満足なのは一瞬だけで、すぐにまた欲求に悩まされてしまいます。

 

ちなみに、人間の感覚というのは、よく対数的だと言われたりします。

例えば、マグニチュードも1と2では10倍の開きがあるわけです。

よって、僕らの感覚としては、段階的に同じだけ揺れが大きくなっているように思えても、実際には、10倍, 100倍, 1000倍…みたいなふうに桁が上がっていたりするんですよね。

なので、年収100万円の人が、年収1000万円になったのと同じだけの喜びを再び得ようとするなら、今度は年収1億円にしないとダメだということになります。

年収2000万円になったとしても、増えた金額は同じでも、感覚としては喜べないんですね。

 

それにしても個人的に気になったのが、途中で出てきた「年収30億円あるけど死にたい」みたいなことを言っていたという人の話です。

その人というのは、結局のところ、自分のアイデンティティというか、精神的な支柱を「みんなよりもお金持ちである」というところに置いていたんでしょうね。

だって、そこで自分がイチバン貧乏だとしても、例えば「周りにすごい人がいるから自分はもっと頑張れそうだ!」とかポジティブに考えられる人もいると思うんです。

ただ、その人が全く逆の反応をしているということは、「自分は稼げるから価値のある人間なんだ」と考えているわけで、

そして、その「価値ある自分像」が脅かされているから、精神的に落ち込んでしまうのでしょう。

 

こういう話を聞くと、資産とかではなく「自分が自分であること」に価値をおけるようにならないと幸せにはなれないんじゃないかなって思ったりしました。

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