人を育てる上で忘れてはいけないこと

最近、部屋に飾ってある観葉植物の成長がすごくて、今日は鉢が窮屈になったものの植え替えをしていました。

もともと観葉植物を育て始めたきっかけは、パソコンの画面ばかり見ているということもあって、部屋に緑がほしいなと思ったからです。

実際、「オフィスに観葉植物を置くとストレス対策になる」という報告もあるみたいで、僕としても、電子疲れしている人には観葉植物をぜひおすすめしたいですね。

 

sponsored link

植物の生命力の強さ

 

で、そうやって植物を育てていて、いつも思うことがあって、それが「土と水しか与えていないのによくこれだけ成長できるよな」ということです。

ホームセンターで買ってきた土に植えて、窓際の日当たりの良いところにおいて、ときどき水をやるくらいですからね。別に肥料とかもあげてません。

でも、そんなほぼ放ったらかしの状態でも、ふと気づいた頃には新芽が出ていたりして、気づけばあっという間に大きくなっているわけですから、その生命力の強さには本当に感心させられます。

 

まあ、植物が水・光・空気による光合成と、土の中にある栄養分によって生命活動を行うというのは学校でも習うことなのですが、

情報として知っているのと、それを実際に自分で体験してみるのでは大違いで、やっぱり、本を読むばかりではなく、自分で体験してみないとダメだよなあなんて思ったり。。

 

植物を枯らしてしまう原因

 

ちなみに以前、ある知り合いに同じ話をしたとき「何度か挑戦してみたが自分の場合はすぐに枯らしてしまって全然うまくいかなかった」ということを言ってました。

それを聞いて僕は、「ただ定期的に水をやるだけなのになぜ枯らしてしまうんだろう」と驚いた記憶があります。

こういう人は意外と多いみたいですね。

事実、植物を枯らしてしまう人の原因の殆どが水の与えすぎにあるようです。

 

で、思うんですが、そういうタイプの人は「じっくりと気長に待つ」ということができないんじゃないでしょうか。

「早く成長しないかな」と焦るから、水を与えすぎたり、たくさん肥料を与えすぎたり、あるいは引っ張ったり触ったりしてしまう。

そして、根っこが腐るなどして枯れてしまうわけです。

 

だから、植物を育てる上で大切なのは、成長に必要な条件はこちらで整えてやって、それさえ終わったら、あとは気長に待つこと。

これが完全に放ったらかしになると、水不足で枯れてしまうので、毎日様子を見るんだけれど、向こうが何かを必要としてこない限りは、こちらからは何もしないこと。

 

人を育てる上での注意点

 

そして、これは人を育てることについても、きっと同じなんだと思います。

本人が求める以上にアドバイスを与えすぎたり、その必要性を納得していない課題を与えたりして干渉しすぎると、伸びるものも伸びなくなってしまいますよね。

 

もちろん、植物と同様に、ときには積極的な介入を求められる場面もあるでしょう。

だから、相手が発する信号を見逃さない注意深さは必要なのですが、

一方で、それは例外的なものであって、基本的には無理に干渉せず、本人のやりたいようにやってもらうのが相手の成長にとってイチバン良いことなんだと思っています。

 

しっかり相手に関心を持ちつつも、あえて距離をおいて見守るという忍耐強さが、植物を育てる上でも、人を育てる上でも共通して大切な考え方になるのでしょう。

そういったことをこれからも忘れないでおきたいと思いました。

sponsored link